沖縄の思い出(その5)

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「売れっ子❤手前劇団員」のような講師の私が

「劇団研究生のような講師」だったころのお話の続きです。

 

夜間高校に呼ばれました。

 

みんな昼間は働いて

走るように学校へ来て

勉強して、給食を食べて、また勉強して

部活もやってる。

何人分生きてるんだ?

 

トークタイムで話した女子。

 

昼間はホテルのベッドメイクの仕事をしている。

若くて体力があってもきつい仕事だ。

まして、仕事の後には学校の勉強が待っている。

 

彼女が働くその理由は

「学費と生活費のため」

 

話によると両親もそろっているし

帰る家もある。

 

だけどね、だけどね、、、ここで基地問題の根深さを知ることになるんです。

 

彼女の家は基地に土地を貸しているから(2006年当時の話です)

生活に困らないだけの収入はあるはずなのです。

でも、悪銭身に付かずというのかな、、、

結局父親がギャンブルにつぎ込んでしまうので

若い彼女がフルタイムで働いて家庭を支えているのでした。

 

これは、「児童虐待」の一つです。

ここまで彼女が背負う必要はありません。

 

「親からのネグレクト」ということで

施設措置も考えられる事例です。

措置してもらえれば、昼間に学校に通えるし

経済的な不安から解放されます。

 

彼女に提案はしました。

でも、そうするとは言わなかった。

家族から離れることは簡単にできることではないって

私もわかってるけど、

でも、なんとも言えない無力感いっぱいになった。

 

だれか!!ギャンブル親父をなんとかしてくれ!!

ギャンブルは脳の問題だから、

お説教しても無駄。

治療するしかないんだけど、治療機関につなげるのが難しい。

 

 

「親が子どもの必要な世話をしないのはネグレクトという虐待で

それは、施設に保護される理由になるよ。

いつでも、学校の先生に相談していいんだよ。」

 

うなづいてくれた彼女は今はどうしているのかな?

幸せに暮らしていてくれますように。