皆さんこんにちは、白井です。

 

前回からの続きです。

 

イギリスやドイツ、
カナダやアメリカの一部、

そして中国までもが
禁止している添加物
「臭素酸カリウム」が、

いまだに
日本のパンには
使われているという
お話をしたのですが、、

あなたが
いつも買うパンの
裏側の成分表示を見ても、

「臭素酸カリウム」
という文字は見当たらないはず。

なぜなら、日本の
添加物の表示制度には、
抜け道があるから。

その名も、「一括表示

この表示制度は、
同じ目的で使用されている添加物なら、
一括で表示していい
というものです。

「臭素酸カリウム」も、
この表示制度のおかげで、
消費者の目に触れずにすんでいる、
添加物のひとつです。

あなたがいつも買う
パンの裏側の成分表示には、

こんな文字は
書かれていませんか?

イーストフード

これは、

パンを膨らませる
イースト菌の働きを、

強くするために
使われているものです。

でも、

イーストフードという
添加物自体はありません。


これは、
イースト菌の
働きを強くするために
使われている添加物の総称
なんです。

そう、これこそが
添加物表示の抜け道。

イースト菌を
強くするために
使用している添加物なら、

成分表示に
一つ一つ表示しなくても、

ただ一言、
「イーストフード」と
書くだけで済むんです。

イーストフードと
一括表示してもいい添加物は、

・塩化アンモニウム
・グルコン酸カリウム
・酸化カルシウム
・炭酸アンモニウム
・リン酸三カルシウム
・臭素酸カリウム

など、18種類もあるんです。

じゃあ一体、
18種類の中の、
どの添加物が、
どれくらいの量
使われているのか。

消費者が知る術はありません。

なぜなら、

「イーストフード」としか
書かれていないからです。


前回もお話ししたのですが、

日本では、
添加物一つ一つの安全性は
検査されていたとしても、

複数の添加物を、
一度に摂取した時の危険性
については研究されていないのが実情。

何も考えずに、
食品を選んでいては、
「表示制度の抜け道」に
騙されてしまいます。