①とりあえず飲み会という事だから、全員スクーターは聡史の家に置いて、駅まで歩いて行った。駅からは歩いて数分らしい。俺は「ところでテルは一人で飲んでるの?」と聡史に聞いた。「いや、そんな訳ね~だろ。男1人と女2人連れてくるらしい。俺たちが混ざると男4女4の8人になる」と説明した。
②するとスズが「8人は多すぎじゃない?私達4人で別に飲んだ方が良くない?」と洋子の方を伺いながら言った。すると洋子は「そのほうが気軽に飲めるね。人数多いと怖いよ。ダダが傍にいてくれれば安心だけど」と俺を不安そうな目で見つめながら言った。
③すると聡史が「洋子の隣には俺が居てやるよ」と言った。すると洋子は「むしろそれも怖いんだけど」と言って、洋子は両手で俺の袖を握って目で語りかけてきた。そこに聡史が「ダダはカラオケの盛り上げ役だからな。歌いまくって盛り上げてくれよ」と言ってきた。俺はカラオケと聞いてテンションが上がって洋子の無言の語りかけが頭から離れてしまっていた。
④そして、一風変わった居酒屋についた。テルの先輩が働いてると言う個人経営の居酒屋で、俺たち以外の客はなく、宴会貸しきり状態だった。「おぉ、やっと来たか遅かったな」テルは俺達を見てそう言ったが、俺はもう一人の男が気になっていた。テルの先輩らしいが、かなり体格が良くて怒ったら怖そうだ。コレが俺の第一印象だった。テルは仁先輩と紹介した。
⑤そして2人の女の子は理沙と怜奈と名乗った。初対面の印象で、理沙ちゃんはかなり美人だな。と俺は思っていた。とりあえず、駆けつけ一杯という事で全員で生ビールを乾杯した。そして席に座ろうとした時、俺は洋子とスズの隣に座ろうとしたのだが、「ダダ君は私達の隣ね~」と理沙ちゃんと怜奈ちゃんに引っ張られ間に座らされていた。
⑥そして、とりあえず盛り上げ役って言われたからには盛り上げないとな。と思い、カラオケを歌った。曲はリンドバーグの「恋をしようよ Yeah! Yeah! 」だ。その場の誰もがサビを知っていてハイテンションな盛り上がれる曲だ。この女性の歌を俺が全力で熱唱したら、大いに盛り上がった。そして女の子達も、次々にリンドバーグの曲を入れ続けていた。
⑦「ダダ君、飲みが足りないよ~。はい飲んで飲んで~」と怜奈ちゃんに、グラスに瓶ビールを注がれる。俺はお酒は余り強くない。と言うか、かなり弱い。はじめの生ジョッキの時点で顔は赤くなっていた事だろう。だが、どんなに酔っていてもカラオケは歌える男だ。俺は意識がもうろうとしながらも小沢健二のラブリーを熱唱していた。
⑧「やばい~ダダ君、歌上手すぎだね~。あれ、ダダ君顔真っ赤だね~。酔っちゃったかな?私が介抱してあげるからね」と理沙ちゃんが言っているが理沙ちゃんも少し顔が赤らんでいるのが解った。かなり意識は朦朧としてたのだが、ふと洋子の事が気になってそちらを見ると、聡史と仁先輩に挟まれて、かなり酔っているのが解った。
⑨俺は洋子に言われた事をボーっとする頭で考えていた。「ダダが傍にいれば安心ってどういう意味だろう?いつも自分で下ネタふってくる洋子があんな不安な目をして訴えかけてきたんだよな。聡史が隣だと怖いって、今、俺と離れて聡史の隣に居るんだよな」もやもやと考えていると理沙ちゃんが、「ダダ君デュエット歌おう~。はい、愛が生まれた日」と言った。
⑩そして俺は、理沙ちゃんとデュエットを歌った。理沙ちゃんは酔った顔でこちらを見つめながら藤谷美和子のパートを歌っている。初対面で美人だなと思った彼女が俺を上目使いに見つめながらこの曲を歌っているんだ。そりゃあドキッとするだろう。俺は彼女を見つめ返しながら歌っていた。最後に二人でハモって曲は終わったのに、俺は理沙ちゃんから目を離せず、理沙ちゃんもこちらをじっと見つめていた。
第二部完
②するとスズが「8人は多すぎじゃない?私達4人で別に飲んだ方が良くない?」と洋子の方を伺いながら言った。すると洋子は「そのほうが気軽に飲めるね。人数多いと怖いよ。ダダが傍にいてくれれば安心だけど」と俺を不安そうな目で見つめながら言った。
③すると聡史が「洋子の隣には俺が居てやるよ」と言った。すると洋子は「むしろそれも怖いんだけど」と言って、洋子は両手で俺の袖を握って目で語りかけてきた。そこに聡史が「ダダはカラオケの盛り上げ役だからな。歌いまくって盛り上げてくれよ」と言ってきた。俺はカラオケと聞いてテンションが上がって洋子の無言の語りかけが頭から離れてしまっていた。
④そして、一風変わった居酒屋についた。テルの先輩が働いてると言う個人経営の居酒屋で、俺たち以外の客はなく、宴会貸しきり状態だった。「おぉ、やっと来たか遅かったな」テルは俺達を見てそう言ったが、俺はもう一人の男が気になっていた。テルの先輩らしいが、かなり体格が良くて怒ったら怖そうだ。コレが俺の第一印象だった。テルは仁先輩と紹介した。
⑤そして2人の女の子は理沙と怜奈と名乗った。初対面の印象で、理沙ちゃんはかなり美人だな。と俺は思っていた。とりあえず、駆けつけ一杯という事で全員で生ビールを乾杯した。そして席に座ろうとした時、俺は洋子とスズの隣に座ろうとしたのだが、「ダダ君は私達の隣ね~」と理沙ちゃんと怜奈ちゃんに引っ張られ間に座らされていた。
⑥そして、とりあえず盛り上げ役って言われたからには盛り上げないとな。と思い、カラオケを歌った。曲はリンドバーグの「恋をしようよ Yeah! Yeah! 」だ。その場の誰もがサビを知っていてハイテンションな盛り上がれる曲だ。この女性の歌を俺が全力で熱唱したら、大いに盛り上がった。そして女の子達も、次々にリンドバーグの曲を入れ続けていた。
⑦「ダダ君、飲みが足りないよ~。はい飲んで飲んで~」と怜奈ちゃんに、グラスに瓶ビールを注がれる。俺はお酒は余り強くない。と言うか、かなり弱い。はじめの生ジョッキの時点で顔は赤くなっていた事だろう。だが、どんなに酔っていてもカラオケは歌える男だ。俺は意識がもうろうとしながらも小沢健二のラブリーを熱唱していた。
⑧「やばい~ダダ君、歌上手すぎだね~。あれ、ダダ君顔真っ赤だね~。酔っちゃったかな?私が介抱してあげるからね」と理沙ちゃんが言っているが理沙ちゃんも少し顔が赤らんでいるのが解った。かなり意識は朦朧としてたのだが、ふと洋子の事が気になってそちらを見ると、聡史と仁先輩に挟まれて、かなり酔っているのが解った。
⑨俺は洋子に言われた事をボーっとする頭で考えていた。「ダダが傍にいれば安心ってどういう意味だろう?いつも自分で下ネタふってくる洋子があんな不安な目をして訴えかけてきたんだよな。聡史が隣だと怖いって、今、俺と離れて聡史の隣に居るんだよな」もやもやと考えていると理沙ちゃんが、「ダダ君デュエット歌おう~。はい、愛が生まれた日」と言った。
⑩そして俺は、理沙ちゃんとデュエットを歌った。理沙ちゃんは酔った顔でこちらを見つめながら藤谷美和子のパートを歌っている。初対面で美人だなと思った彼女が俺を上目使いに見つめながらこの曲を歌っているんだ。そりゃあドキッとするだろう。俺は彼女を見つめ返しながら歌っていた。最後に二人でハモって曲は終わったのに、俺は理沙ちゃんから目を離せず、理沙ちゃんもこちらをじっと見つめていた。
第二部完