競争社会、立ち止まれば置いて行かれる社会だ。マニュアルどうりに進めたものが最速で進んでいく個性のない社会。俺は教わった事を頭に自分の言葉で入れてからでないとマニュアルどおりに進めない。それを教わるすべもない。俺は開き直る事にした。これからはアドリブで生きていく。目標だけは明確に

目標さえ意識してれば、アドリブでも生き抜けるしそのほうがストレスもたまらない。縛られるのはうんざりだ。やった事のない司会進行を突然その場で頼まれた。そんな知識など頭にない。ならば自己流で進めるのが一番だろう。マニュアルどうりにやろうとして滞れば、自分も相手もストレスが溜まる。

ココでこう言われたらこう返す。そんなマニュアルもってないから独自の切り返しをした。相手は驚くが、とりあえず先に進んだ。教える人間が居なかったのだからこうなるのだ。間違っても俺は悪くない。そう思えば案外進む物だ。俺はマイペースで進行を続けた。レールに乗らない自分のペースは思いのほか楽しい

司会進行もなんとか終了した。周りからは賛否両論だった。面白くてよかったと言う人も居れば、不自然でおかしい駄目だと言う人もいる。先に進まず滞っていれば良かったと言ってくれた人は居なかった。俺も自己流で進めたのでストレスはない。マニュアルで進めてたら後悔で押しつぶされた事だろう。

将来どんな仕事をしたい?昔そんな質問をされた。昔は年功序列の社会だったので特に目標がなくても平気だった。適当な仕事について歳が上がれば勝手に給料も上がったが今は競争社会だ。昔とは違う。目標設定が遅い人は置いていかれ、能力もなければ仕事にさえありつけないのだ。立ち止まってる時間はない

良い指導者に出会い、良いマニュアルを持っていれば人生は成功する。両方ないならアドリブで行くしかない。サッカー選手になりたいと思ったとしよう。よい指導者に良いマニュアルがあれば才能はそれなりでも、なれる可能性はある。両方ないなら独自に練習するしかない。目標さえしっかりしてれば何が必要で何が足りないかはある程度は解る物だ。

まぁ、才能もなくて良い指導者もなくて良いマニュアルもないのでは、不可能だ。子供の頃は無茶な職業になりたがる。テレビ、漫画、映画などで憧れる職業は大抵、アドリブではなれない職業だ。指導者もマニュアルもない場合はあきらめて別の目標を設定した方が良い。競争社会では早めに別の設定をするしかないのだ。

何になりたいと言う目標を作る。コレがはじめの一歩だろう。コレがないとマニュアルどころの騒ぎじゃない。地図も方位磁石もない状態で知らない土地に放り出された状態だ。とりあえず右に進む。行き止まりだ。じゃあ左に行ってみよう。道が分かれたドッチに行く?こんな状態では置いて行かれる。

目指す方向さえ決まっていて、その方向さえしっかり認識できていれば、適当でも進める。目標もなく適当に生きるのだけは辞めた方がいい。では質問しよう。お前は将来何になりたい?それになる為のよき指導者はいるか?それになるためのマニュアルは持ってるか?あらかじめ頭に入れておかないと、マニュアルどうりには進まないぞ。

まぁ、お前は、説明書を読まずにゲームを進めるタイプの人間だ。マニュアルは参考程度に、正しい役立つ情報をくれる仲間を見つけ、人生と言うゲームをクリアしてみせてくれ。難易度は高いぞ。