①笑いは心を豊かにする友人と雑貨屋を見に来て思った。その雑貨屋で目に付いた1本のほうき。持ち手がチリトリになっていた。そう、普通に考えたら明らかな欠陥商品だ。だが、「どうやって使うんだ?意味ね~!」と友人に笑いながら呟かせた。そう、この商品には笑いの付加価値がある決して無駄じゃない
②「確かに衝撃的な品だな」俺は笑いながら友人に答えた。「箒として使え、チリトリとしても使える。しかし掃除用具としてこれ一本では使えない。考え抜かれた見事なネタだな」俺がまじめにそう解説すると友人は爆笑した。「これ買っていこうぜ!マジうけるし」意見が一致して、二人で1本づづ購入した
③「まてよ、お前も買ったから2本あれば実用性あるな」俺がそう言うと「そうか2本ずつ買えば良かったんだ。よし、お前これからウチに集まる時は必ずそれ持って来い」友人は笑いながらそう言った。「それじゃあお前しか使えないだろう、お前もウチに来る際は持ってくるんだ」笑いながらそう約束した
④それからは、お互い友人の家に行く際はかならず持ち歩くようになった。長すぎず、かばんに入るので助かっている。他の友人の家に2人で遊びに行った時、物をこぼした際に、二人同時にチリトリ箒を出して掃除したら、その友人も「コンビプレイがやば過ぎる」とチリトリ箒を見て大笑いしていた。
⑤お互いによく部屋に遊びに行く関係だったのだが、友人に彼女が出来てその関係は変わって行った。その彼女とは俺も普通に仲がいいのだが、やはり気を使って遊びに行く機会は徐々に減っていったし、友人もウチへ遊びに来る事が減った。俺はかばんに入っているチリトリ箒を取り出し、ふと眺めた。
⑥そして俺は、ある決意をして、チリトリ箒を持って久しぶりに友人の家に遊びに行った。友人の家には彼女が遊びに来ていたが、友人は自分を部屋に入れてくれた。「今日は彼女に話しがあったんだ」俺はそう言ってカバンからチリトリ箒を出した。「これ、君にあげたくて」俺がそう言うと友人は驚いていた
⑦「お前、もっといい方法があるだろう?」友人は笑いながら自分のチリトリ箒を取り出して、彼女に目配せをすると、彼女も笑いながらもう一本のチリトリ箒を出した。「私は持ち歩くには邪魔だから部屋に置かせてもらってるけどね」彼女は笑いながらそう言った。「彼女の分も買ったのか」俺は笑いが止まらなかった
⑧「そういう事、お前も彼女作ったら絶対持たせろよ!無くなる前に今の内に買っておけ、約束だからな。コレは、もうただのネタ商品じゃない。俺達の友情の証だからな!」友人は笑いながらそう言った。「この箒を考えたヤツも作ったヤツも、こんな大事にされるとは思わなかっただろうな」俺がそう呟くと2人も堪えきれずに笑っていた。
②「確かに衝撃的な品だな」俺は笑いながら友人に答えた。「箒として使え、チリトリとしても使える。しかし掃除用具としてこれ一本では使えない。考え抜かれた見事なネタだな」俺がまじめにそう解説すると友人は爆笑した。「これ買っていこうぜ!マジうけるし」意見が一致して、二人で1本づづ購入した
③「まてよ、お前も買ったから2本あれば実用性あるな」俺がそう言うと「そうか2本ずつ買えば良かったんだ。よし、お前これからウチに集まる時は必ずそれ持って来い」友人は笑いながらそう言った。「それじゃあお前しか使えないだろう、お前もウチに来る際は持ってくるんだ」笑いながらそう約束した
④それからは、お互い友人の家に行く際はかならず持ち歩くようになった。長すぎず、かばんに入るので助かっている。他の友人の家に2人で遊びに行った時、物をこぼした際に、二人同時にチリトリ箒を出して掃除したら、その友人も「コンビプレイがやば過ぎる」とチリトリ箒を見て大笑いしていた。
⑤お互いによく部屋に遊びに行く関係だったのだが、友人に彼女が出来てその関係は変わって行った。その彼女とは俺も普通に仲がいいのだが、やはり気を使って遊びに行く機会は徐々に減っていったし、友人もウチへ遊びに来る事が減った。俺はかばんに入っているチリトリ箒を取り出し、ふと眺めた。
⑥そして俺は、ある決意をして、チリトリ箒を持って久しぶりに友人の家に遊びに行った。友人の家には彼女が遊びに来ていたが、友人は自分を部屋に入れてくれた。「今日は彼女に話しがあったんだ」俺はそう言ってカバンからチリトリ箒を出した。「これ、君にあげたくて」俺がそう言うと友人は驚いていた
⑦「お前、もっといい方法があるだろう?」友人は笑いながら自分のチリトリ箒を取り出して、彼女に目配せをすると、彼女も笑いながらもう一本のチリトリ箒を出した。「私は持ち歩くには邪魔だから部屋に置かせてもらってるけどね」彼女は笑いながらそう言った。「彼女の分も買ったのか」俺は笑いが止まらなかった
⑧「そういう事、お前も彼女作ったら絶対持たせろよ!無くなる前に今の内に買っておけ、約束だからな。コレは、もうただのネタ商品じゃない。俺達の友情の証だからな!」友人は笑いながらそう言った。「この箒を考えたヤツも作ったヤツも、こんな大事にされるとは思わなかっただろうな」俺がそう呟くと2人も堪えきれずに笑っていた。