隣の国を出て、しばらく歩いた後、サキ達4人は木陰で休憩を取ることにした。リスティアとゼノンは辺りを偵察に行き、サキとクレアの2人だけになったのだが、何かを考え込んでいるかのようなサキにクレアが声をかけた。
『サキ、どうしたの?』
『いや、俺の仲間のアッシュってやつのことを考えてたんだ。いつも4人で行動してた。アッシュ、リック、リリー・・・。リリーはリックにべったりで、だから俺はアッシュと一番仲が良かったんだ。俺が慎重で周りを気にする性格になったのも、アッシュの無茶をたしなめてたおかげだからね。今回のルイーズさんの親父さんの件なんだけど、アイツの真っ直ぐな性格が羨ましく思えてたんだ。
ルイーズさんの親父さんがゼノンに文句を言っただろう?もしアッシュがあの場に居たら、親父さんに掴みかかって殴ってただろうな。俺にはできない事だ。そして俺はアッシュを止めて、やり場の無い親父さんの気持ちも考えろ!って言ったはずだ。
今回はゼノンを仲間に加える事になったけど、アッシュが居たらゼノンの気持ちを少しでも軽く出来ただろうな。親父さんとの関係もすっきり出来たはずだ。アッシュみたいに動けない自分がふがいなくてね。居なくなってありがたみが解ったんだ。俺がたしなめてたんじゃなくて、動けない俺の替わりにアッシュが動いてくれてたんだ。
アイツは今どうしてるんだろう。アイツは俺ほど、俺のことを気にしてないのかな?』
それを聞いたクレアは真剣な表情で答えた。
『今回の件は、サキは正しかったよ。私もリスティアもサキと同じ気持ちだし、それにゼノンもサキの事を慕ってくれてるのが私には解るよ。それを言ったら私の方が駄目だね。サキの役に立てないで泣いてばかりで。私、これからはアッシュさんみたいに、サキの役に立てるように頑張るね。でも、親父さんは殴れないけど…。』
『あははは』サキは、クレアがアッシュのように親父さんに掴みかかる姿を想像して笑った。
『良かったやっと笑ったねサキ。ふふふ』そう言ってサキの瞳を見つめながらクレアも微笑んだ。
『クレアはもう俺にとってかけがえの無い存在だよ。こうして隣で話を聞いてくれるだけで俺は…』サキとクレアは見つめ合い、自然と吸い寄せられるように唇が触れ合いそうになったのだが、サキが物音に気がつき、慌てて顔を離した所で、辺りを探索していたリスティアとゼノンが戻ってきた。
顔を赤くしたクレアは、サキにだけ聞こえるように『私はずっと隣に居るからね』と囁いた。
『サキ、どうしたの?』
『いや、俺の仲間のアッシュってやつのことを考えてたんだ。いつも4人で行動してた。アッシュ、リック、リリー・・・。リリーはリックにべったりで、だから俺はアッシュと一番仲が良かったんだ。俺が慎重で周りを気にする性格になったのも、アッシュの無茶をたしなめてたおかげだからね。今回のルイーズさんの親父さんの件なんだけど、アイツの真っ直ぐな性格が羨ましく思えてたんだ。
ルイーズさんの親父さんがゼノンに文句を言っただろう?もしアッシュがあの場に居たら、親父さんに掴みかかって殴ってただろうな。俺にはできない事だ。そして俺はアッシュを止めて、やり場の無い親父さんの気持ちも考えろ!って言ったはずだ。
今回はゼノンを仲間に加える事になったけど、アッシュが居たらゼノンの気持ちを少しでも軽く出来ただろうな。親父さんとの関係もすっきり出来たはずだ。アッシュみたいに動けない自分がふがいなくてね。居なくなってありがたみが解ったんだ。俺がたしなめてたんじゃなくて、動けない俺の替わりにアッシュが動いてくれてたんだ。
アイツは今どうしてるんだろう。アイツは俺ほど、俺のことを気にしてないのかな?』
それを聞いたクレアは真剣な表情で答えた。
『今回の件は、サキは正しかったよ。私もリスティアもサキと同じ気持ちだし、それにゼノンもサキの事を慕ってくれてるのが私には解るよ。それを言ったら私の方が駄目だね。サキの役に立てないで泣いてばかりで。私、これからはアッシュさんみたいに、サキの役に立てるように頑張るね。でも、親父さんは殴れないけど…。』
『あははは』サキは、クレアがアッシュのように親父さんに掴みかかる姿を想像して笑った。
『良かったやっと笑ったねサキ。ふふふ』そう言ってサキの瞳を見つめながらクレアも微笑んだ。
『クレアはもう俺にとってかけがえの無い存在だよ。こうして隣で話を聞いてくれるだけで俺は…』サキとクレアは見つめ合い、自然と吸い寄せられるように唇が触れ合いそうになったのだが、サキが物音に気がつき、慌てて顔を離した所で、辺りを探索していたリスティアとゼノンが戻ってきた。
顔を赤くしたクレアは、サキにだけ聞こえるように『私はずっと隣に居るからね』と囁いた。