バルザックを狙ったザックの矢をサーシャが剣で弾いた。それを見ていたオルガはヨルグに言った。『駄目だ、他の2人も只者じゃない。あの槍使いの男の突きのスピード、あの女の俊敏性、バルザックだけでもキツイのに、これじゃあ全滅するな。それでも戦うかヨルグ?』それを聞いたヨルグは少し考えるそぶりをしてオルガを見てニヤリと笑いながら言った。『とりあえず、船長の戦いぶりを見てから決めるか。勝敗の決まった戦いで無理にやられる事はない。船長が戦況を変えれないようなら逃げの一手だな』
『ちっ!小娘が!』ザックは弓を小型の剣に持ち替えてサーシャと対峙していた。キィン!キィン!激しい打ち合いの音が響く。強いけどリックやアッシュ程じゃない。サーシャの剣がザックの左頬をかすって血が流れる。堪らずにザックは一旦、距離をとって叫んだ。『小娘!名を名乗れ!』
『私はサーシャよ。貴方こそ先に名乗るべきじゃなくて?』
『サーシャか、俺の名はザックだ。今日のところは俺の負けだ。この傷の恨みは必ず晴らさせて貰う。その時が楽しみだ。フフフ』そう言って不気味に笑いながらサーシャに背を向けて海へ飛び込んだ。『まて!逃がさない!』そう言って、慌てて飛び込んだ海を見たが、追いつけないと悟り、アッシュ達の方へ戻った。
バルザックとアッシュは海賊達を圧倒していた。そしてあらかた片付けた2人の前に、2人の巨漢があらわれた。『ガラム、お前はそっちの槍使いの相手をしろ!この剣士は俺がやる。俺がこの船の船長のギムだ!貴様らは許さん!』そう叫んで巨大な黒い斧を振りかぶってバルザックに斬りかかっていった。
アッシュはガラムと対峙していた。ガラムは巨大な棍棒のような武器を振り回しながら襲い掛かってきた。当たったらいくらアッシュと言えどもひとたまりもなさそうだが、勝負は余りにもあっけなかった。ガラムが振り下ろした棍棒に合わせてアッシュが突きを放ったのだ。アッシュを叩き潰そうとした棍棒は目標にたどり着く前に粉々に砕け散っていた。そのまま勢いが衰える事も無くガラムの顔面を貫いていた。
『力だけでは戦いには勝てないんだよ』アッシュは過去の自分、リックとの対戦を思い出すように呟いて、ガラムから槍を引き抜いた。ガラムはそのまま前のめりに倒れた。
一方、バルザックはギムの斧さばきに少なからず驚いていた。ギムは小型の剣でも振っているかのように巨大な斧を操っていた。コレだけ巨大な斧をこんなスピードで叩きつけられたら並みの兵士ならひとたまりも無いだろう。しかし、バルザックは並の剣士ではない。狙いすましたギムの斧を2本の剣を交差させて受け止めていた。コレにはお互いが驚いていた。
『馬鹿な!俺の斧がそんな剣で防がれるなど!』
『こっちも驚きだ。俺の剣で斬れない物があるとはな。だが勝負は俺の勝ちだ』そう言って、体を反転させて斧をそらしながら2本の剣でギムの無防備になった体を切り裂いていた。
『ちっ!小娘が!』ザックは弓を小型の剣に持ち替えてサーシャと対峙していた。キィン!キィン!激しい打ち合いの音が響く。強いけどリックやアッシュ程じゃない。サーシャの剣がザックの左頬をかすって血が流れる。堪らずにザックは一旦、距離をとって叫んだ。『小娘!名を名乗れ!』
『私はサーシャよ。貴方こそ先に名乗るべきじゃなくて?』
『サーシャか、俺の名はザックだ。今日のところは俺の負けだ。この傷の恨みは必ず晴らさせて貰う。その時が楽しみだ。フフフ』そう言って不気味に笑いながらサーシャに背を向けて海へ飛び込んだ。『まて!逃がさない!』そう言って、慌てて飛び込んだ海を見たが、追いつけないと悟り、アッシュ達の方へ戻った。
バルザックとアッシュは海賊達を圧倒していた。そしてあらかた片付けた2人の前に、2人の巨漢があらわれた。『ガラム、お前はそっちの槍使いの相手をしろ!この剣士は俺がやる。俺がこの船の船長のギムだ!貴様らは許さん!』そう叫んで巨大な黒い斧を振りかぶってバルザックに斬りかかっていった。
アッシュはガラムと対峙していた。ガラムは巨大な棍棒のような武器を振り回しながら襲い掛かってきた。当たったらいくらアッシュと言えどもひとたまりもなさそうだが、勝負は余りにもあっけなかった。ガラムが振り下ろした棍棒に合わせてアッシュが突きを放ったのだ。アッシュを叩き潰そうとした棍棒は目標にたどり着く前に粉々に砕け散っていた。そのまま勢いが衰える事も無くガラムの顔面を貫いていた。
『力だけでは戦いには勝てないんだよ』アッシュは過去の自分、リックとの対戦を思い出すように呟いて、ガラムから槍を引き抜いた。ガラムはそのまま前のめりに倒れた。
一方、バルザックはギムの斧さばきに少なからず驚いていた。ギムは小型の剣でも振っているかのように巨大な斧を操っていた。コレだけ巨大な斧をこんなスピードで叩きつけられたら並みの兵士ならひとたまりも無いだろう。しかし、バルザックは並の剣士ではない。狙いすましたギムの斧を2本の剣を交差させて受け止めていた。コレにはお互いが驚いていた。
『馬鹿な!俺の斧がそんな剣で防がれるなど!』
『こっちも驚きだ。俺の剣で斬れない物があるとはな。だが勝負は俺の勝ちだ』そう言って、体を反転させて斧をそらしながら2本の剣でギムの無防備になった体を切り裂いていた。