この国は、2つの国にはさまれている。1つは海を挟んだ場所にある人間の王が治める国だ。国交も盛んで、主に食料品を積んだ船が頻繁にやってくる。そして、もう片方の国が、魔族の国だ。こちらの国の住人は、皮膚の色が黒く、耳が尖っているのが主な特徴だ。そして、角やら羽根が生えている者もいる。人間に対しては敵対心を持っているみたいだが、現状は何とか共存していると言った感じだろうか。そして我が国はその中間の国。人間と魔族が共存する国だ。
この国の住人は、魔族が4割、人間が6割といった所だろうか。それぞれ区域に分かれてはいるが、何とか共存している。しかし、どちらにも属さない種族が居る。魔族と人間のハーフだ。どちらからも仲間扱いされる事もなく、迫害される種族、それが俺、魔族ハーフだ。俺の他には見たことは無いが、どこでも、災いが起こると嫌われているらしい。
魔族の国と、この国の国境付近で、魔族に襲われてる魔族である母を、人間である父が助けた事で知り合ったらしい。父はその時に受けた傷が元で、命を落とし、母は俺が幼い頃に、人間との子供を生んだ罪として、魔族の男に襲われ、俺を逃がすために犠牲になって殺された。俺は命からがら母の遺言を元に、魔族の国から、この国まで逃げてきたのだ。
そして、この国での迫害、俺の見た目は皮膚は茶褐色で人間のようだが、耳が尖っていて母譲りの角が2本生えている。どちらの種族でもありえない外見だった。魔族の奴らに虐められ、逃げた先にいた人間達は俺に近づこうとしない。そんな中、一人の人間が俺を助けてくれた。両親も住む場所も失い、魔族たちから逃げている俺を庇ってくれた女性は、ルイーズと名乗った。彼女は俺を自分の家に連れて行ってくれたが、彼女の両親は、俺が居ると災いが起こると言って拒絶した。
俺は、人間の区域の端っこの、使われていないボロ小屋を見つけて、そこで暮らすようになった。頻繁に会いに来てくれるルイーズが、自分の仲間達に計らってくれたおかげで、俺はきっかけを掴む事ができ、何とか、人間とは共存できるようになった。そして、母の仇を討つ為に修行に向かった洞窟で、魔物に襲われていた人間を助けた事も、大きかった。もう、自分の周りで差別する人間は居なくなった。こんな身なりでも皆、俺の事を人間として接してくれた。
しかし、この国は、人間と魔族の争いを、王が禁止している。母の仇を討つ為には、国を出ないと皆に迷惑をかけてしまう。せっかく見つけた居場所だが、いつかは離れなければならない。
この国の住人は、魔族が4割、人間が6割といった所だろうか。それぞれ区域に分かれてはいるが、何とか共存している。しかし、どちらにも属さない種族が居る。魔族と人間のハーフだ。どちらからも仲間扱いされる事もなく、迫害される種族、それが俺、魔族ハーフだ。俺の他には見たことは無いが、どこでも、災いが起こると嫌われているらしい。
魔族の国と、この国の国境付近で、魔族に襲われてる魔族である母を、人間である父が助けた事で知り合ったらしい。父はその時に受けた傷が元で、命を落とし、母は俺が幼い頃に、人間との子供を生んだ罪として、魔族の男に襲われ、俺を逃がすために犠牲になって殺された。俺は命からがら母の遺言を元に、魔族の国から、この国まで逃げてきたのだ。
そして、この国での迫害、俺の見た目は皮膚は茶褐色で人間のようだが、耳が尖っていて母譲りの角が2本生えている。どちらの種族でもありえない外見だった。魔族の奴らに虐められ、逃げた先にいた人間達は俺に近づこうとしない。そんな中、一人の人間が俺を助けてくれた。両親も住む場所も失い、魔族たちから逃げている俺を庇ってくれた女性は、ルイーズと名乗った。彼女は俺を自分の家に連れて行ってくれたが、彼女の両親は、俺が居ると災いが起こると言って拒絶した。
俺は、人間の区域の端っこの、使われていないボロ小屋を見つけて、そこで暮らすようになった。頻繁に会いに来てくれるルイーズが、自分の仲間達に計らってくれたおかげで、俺はきっかけを掴む事ができ、何とか、人間とは共存できるようになった。そして、母の仇を討つ為に修行に向かった洞窟で、魔物に襲われていた人間を助けた事も、大きかった。もう、自分の周りで差別する人間は居なくなった。こんな身なりでも皆、俺の事を人間として接してくれた。
しかし、この国は、人間と魔族の争いを、王が禁止している。母の仇を討つ為には、国を出ないと皆に迷惑をかけてしまう。せっかく見つけた居場所だが、いつかは離れなければならない。