アッシュとサーシャはサキを追ってサッズに来ていた。
そこに見たことのあるおじさんが話しかけてきた。
『おや、君たちは確かサキのお仲間の・・・何て言ったかな・・・。』
『あっ、おじさんは確か・・・エトおじさんってサキが呼んでましたよね。俺はアッシュそして彼女はサーシャと言います。』
『あぁそうだ、アッシュと言ったね。サキは一緒じゃないのかい?』
おじさんの台詞を聞いたアッシュはサーシャと目を合わせた。
サキとクレア様はサッズには来ていないみたいだ。ここに来ているとばかり思っていた2人は他に行きそうな場所に全く心当たりがなかった。『とりあえずここで情報を集めましょう。』サーシャはアッシュにそう言うと、エトおじさんに事情を説明した。
なんと、クレア王女と駆け落ち!あのサキがねぇ・・・。
悪いが私は今はじめて聞いたよ。いや、驚いた。王女様に関しては以前アルフォンス家との結婚が決まっていると聞いた事はあったけどね。アルフォンスの奴らじゃ誰をとってもクレア様にはつりあわないとは思っていたところに例の事件で全員死亡だ。まぁアルフォンスみたいなのと結婚させられそうになって逃げたくなる気持ちも解るね。おまけにサキなら申し分ない相手だ。アルフォンスが治めていたこの町だが、サキの方が100倍信頼されてるね。サキの為なら力を貸すって人間はこの町にはたくさんいるよ。というか、サキに頼まれて断る人間は流れ者くらいだね。
『うん、そう思って頼るならこの町だと思ったのだけど来てないみたいだから、何処に向かったのだろう。サキ一人で王女を守りながら国を出るとは考えにくいんだけどなぁ・・・。俺みたいな接近戦のエキスパートを必要とするはずなのだけど、この考えが間違いだったのか?』アッシュはエトおじさんにともサーシャにともわからない様子で言った。
それに対してエトおじさんが答えた。
『サキなら何処に行ってもその場所で仲間を作る能力に長けてると思うよ。実際、この町には一人でやってきてあっという間に打ち解けたからね。それとも、王女様の方に仲間の心当たりがあるのかもしれないね。』
それはアッシュもサーシャも思いつかなかった。普段、仲間の頭脳的存在で何でも自分でこなすサキが王女を頼る方法をとるという発想がなかったのだ。盲点だったともいえる。確かに王女様だったら接近戦のエキスパート、自分の護衛を出来る人物に心当たりがあってもおかしくない。
とりあえず、サッズの住民は全員サキの味方だよ。もし国とサキとで対立したとしてもアルフォンスなんかに治めさせてた国の言う事なんか誰も聞かないだろう。するといつの間にか3人の周りに人だかりが出来ていて、『そうだそうだ!そのとおりだ!』などとみなが同調していた。
アッシュとサーシャが驚いて辺りを見ていると、『いや、サキの事はこの町の住人みんな関心があってね。アルフォンスが嫌われてて、それをサキがやっつけたって思ってる人も居るし、狩りの町での最高の実力者って言うのもあって、たぶん君たちが思っている以上にサキはこの町では英雄なんだよ。』エトおじさんがそう説明した。
とりあえず、2人はサキの小屋に泊まるのかな?サキは鍵をかけないで、何かあったら自由に使っていいと言ってるから、俺達町の住人がいつ帰ってきてもいいように掃除してるから綺麗になってるよ。サキの友人なら泊まっても問題ないだろう。
それじゃあ、お言葉に甘えて今日のところはサキの小屋を借ります。心当たりとしては北のサッズではなくて、地元の東でもない。サーシャの地元の南の町も考えにくい。西の港町が一番考えられそうだ。アッシュとサーシャは明日、西の町へ向かってみると町の皆に告げ休む事にした。
そこに見たことのあるおじさんが話しかけてきた。
『おや、君たちは確かサキのお仲間の・・・何て言ったかな・・・。』
『あっ、おじさんは確か・・・エトおじさんってサキが呼んでましたよね。俺はアッシュそして彼女はサーシャと言います。』
『あぁそうだ、アッシュと言ったね。サキは一緒じゃないのかい?』
おじさんの台詞を聞いたアッシュはサーシャと目を合わせた。
サキとクレア様はサッズには来ていないみたいだ。ここに来ているとばかり思っていた2人は他に行きそうな場所に全く心当たりがなかった。『とりあえずここで情報を集めましょう。』サーシャはアッシュにそう言うと、エトおじさんに事情を説明した。
なんと、クレア王女と駆け落ち!あのサキがねぇ・・・。
悪いが私は今はじめて聞いたよ。いや、驚いた。王女様に関しては以前アルフォンス家との結婚が決まっていると聞いた事はあったけどね。アルフォンスの奴らじゃ誰をとってもクレア様にはつりあわないとは思っていたところに例の事件で全員死亡だ。まぁアルフォンスみたいなのと結婚させられそうになって逃げたくなる気持ちも解るね。おまけにサキなら申し分ない相手だ。アルフォンスが治めていたこの町だが、サキの方が100倍信頼されてるね。サキの為なら力を貸すって人間はこの町にはたくさんいるよ。というか、サキに頼まれて断る人間は流れ者くらいだね。
『うん、そう思って頼るならこの町だと思ったのだけど来てないみたいだから、何処に向かったのだろう。サキ一人で王女を守りながら国を出るとは考えにくいんだけどなぁ・・・。俺みたいな接近戦のエキスパートを必要とするはずなのだけど、この考えが間違いだったのか?』アッシュはエトおじさんにともサーシャにともわからない様子で言った。
それに対してエトおじさんが答えた。
『サキなら何処に行ってもその場所で仲間を作る能力に長けてると思うよ。実際、この町には一人でやってきてあっという間に打ち解けたからね。それとも、王女様の方に仲間の心当たりがあるのかもしれないね。』
それはアッシュもサーシャも思いつかなかった。普段、仲間の頭脳的存在で何でも自分でこなすサキが王女を頼る方法をとるという発想がなかったのだ。盲点だったともいえる。確かに王女様だったら接近戦のエキスパート、自分の護衛を出来る人物に心当たりがあってもおかしくない。
とりあえず、サッズの住民は全員サキの味方だよ。もし国とサキとで対立したとしてもアルフォンスなんかに治めさせてた国の言う事なんか誰も聞かないだろう。するといつの間にか3人の周りに人だかりが出来ていて、『そうだそうだ!そのとおりだ!』などとみなが同調していた。
アッシュとサーシャが驚いて辺りを見ていると、『いや、サキの事はこの町の住人みんな関心があってね。アルフォンスが嫌われてて、それをサキがやっつけたって思ってる人も居るし、狩りの町での最高の実力者って言うのもあって、たぶん君たちが思っている以上にサキはこの町では英雄なんだよ。』エトおじさんがそう説明した。
とりあえず、2人はサキの小屋に泊まるのかな?サキは鍵をかけないで、何かあったら自由に使っていいと言ってるから、俺達町の住人がいつ帰ってきてもいいように掃除してるから綺麗になってるよ。サキの友人なら泊まっても問題ないだろう。
それじゃあ、お言葉に甘えて今日のところはサキの小屋を借ります。心当たりとしては北のサッズではなくて、地元の東でもない。サーシャの地元の南の町も考えにくい。西の港町が一番考えられそうだ。アッシュとサーシャは明日、西の町へ向かってみると町の皆に告げ休む事にした。