リック達はサキと共に、レクトに会うためにサッズの町に来ていた。町は」相変わらず狩りの町の雰囲気を保っていた。しばらく町を眺めながら歩いていると、一人のおじさんがサキに向かって話しかけてきた。
『おぉ、サキじゃないか!幻の鳥を仕留めて以来、消えちまったからみんな心配してたんだぞ。噂じゃ城の大会で優勝したそうじゃないか。』
『エトおじさん、久しぶりだね。あれからちょっと忙しくてね。大会のことまで知ってるなんて驚いたな。』
『なにを、この町では弓使いサキは英雄だよ。狩りの町で一番の腕前なんだから、大会に出てるなんて聞いたら直ぐにうわさも広まるさ。幻の鳥は居なくなっても、狩りの町は変わらないよ。』
『そうだ、エトおじさん。レクトは家に居るかな?』
その言葉を聴いたエトおじさんの顔が暗くなった。
『あいつは・・・殺されちまったよ。アルフォンス様を暗殺しようとして捕らわれてその場で殺されたらしい。アルフォンス様は色んな所で恨みを持たれてるからレクトがどんな思いで暗殺しようと思ったのかなんてわかりゃしないがな・・・。』
『そうか、ありがとうエトおじさん。』
そう言ってサキはレクトの家に向かった。家に入るとテーブルの上に一通の手紙と連射式クロスボウが置かれていた。手紙はサキ宛になっていた。サキは手紙を読んだ。
我が親友サキへ、
幻の鳥の毒袋はお前が仕留めなくても俺は必ず手に入れてこの計画を実行していた。どんな結果になってもお前は気にしないでくれ。俺の妹がヤツのせいで自殺した時に俺の運命は決まっていたんだ。ヤツが死んだときに狙いはアルフォンスとザクトとガイに変わっていた。ヤツの死の真相を聞いた時、どれだけ嬉しかった事か。この手紙をお前が見てるという事は、計画は失敗し俺は捕らわれ殺されている事だろう。その時は俺の相棒のクロスボウをお前にやるよ。サキ、俺の人生に悔いはない。お前と出会えて良かったよ。相棒をよろしく頼むよ。
読み終わったサキは全員に話しかけた。
『みんな、こんなとこまで連れてきてすまなかった。レクトの事は忘れてくれ。』
『おい!サキ忘れろって・・・』アッシュが何か言おうとしたところをリックが止めた。
『このクロスボウがレクトだ。』サキはそうつぶやくとクロスボウを荷物に加えて手紙をその場で破り捨てた。
『おぉ、サキじゃないか!幻の鳥を仕留めて以来、消えちまったからみんな心配してたんだぞ。噂じゃ城の大会で優勝したそうじゃないか。』
『エトおじさん、久しぶりだね。あれからちょっと忙しくてね。大会のことまで知ってるなんて驚いたな。』
『なにを、この町では弓使いサキは英雄だよ。狩りの町で一番の腕前なんだから、大会に出てるなんて聞いたら直ぐにうわさも広まるさ。幻の鳥は居なくなっても、狩りの町は変わらないよ。』
『そうだ、エトおじさん。レクトは家に居るかな?』
その言葉を聴いたエトおじさんの顔が暗くなった。
『あいつは・・・殺されちまったよ。アルフォンス様を暗殺しようとして捕らわれてその場で殺されたらしい。アルフォンス様は色んな所で恨みを持たれてるからレクトがどんな思いで暗殺しようと思ったのかなんてわかりゃしないがな・・・。』
『そうか、ありがとうエトおじさん。』
そう言ってサキはレクトの家に向かった。家に入るとテーブルの上に一通の手紙と連射式クロスボウが置かれていた。手紙はサキ宛になっていた。サキは手紙を読んだ。
我が親友サキへ、
幻の鳥の毒袋はお前が仕留めなくても俺は必ず手に入れてこの計画を実行していた。どんな結果になってもお前は気にしないでくれ。俺の妹がヤツのせいで自殺した時に俺の運命は決まっていたんだ。ヤツが死んだときに狙いはアルフォンスとザクトとガイに変わっていた。ヤツの死の真相を聞いた時、どれだけ嬉しかった事か。この手紙をお前が見てるという事は、計画は失敗し俺は捕らわれ殺されている事だろう。その時は俺の相棒のクロスボウをお前にやるよ。サキ、俺の人生に悔いはない。お前と出会えて良かったよ。相棒をよろしく頼むよ。
読み終わったサキは全員に話しかけた。
『みんな、こんなとこまで連れてきてすまなかった。レクトの事は忘れてくれ。』
『おい!サキ忘れろって・・・』アッシュが何か言おうとしたところをリックが止めた。
『このクロスボウがレクトだ。』サキはそうつぶやくとクロスボウを荷物に加えて手紙をその場で破り捨てた。