壁|ー゜)コッソリ naturalの後に見ないと意味解らないかも…。
幸一は、散歩に出かけた。
理由はない、何気ない足取りで、いつものコンビニへ向かっている。
途中、まがまがしい気配を感じ、そちらを見ると、恐ろしい姿の真っ黒で毛むくじゃらで小型トラックくらいの大きさの化け物が居た。その化け物は、『グルルルル・・・』と威嚇するような唸り声をあげた。
恐ろしかった。だが、何故か悲しい気持ちになった。
敵意がないことを示しつつ、逃げるように振り向きもせず全力で走って、
コンビニまで駆け込んだ。
頭を振って、冷静さを取り戻し、先ほどの化け物の事を忘れようとしていた。
そして、いつものように、適当な雑誌を立ち読みし、カップラーメンと、缶コーヒーと、ポテトチップを買おうとして、ペットフードコーナーで、何故か、手で開けれるタイプの猫餌の缶詰を購入した。
そして、来た道を戻り、そのまま帰宅する。
その途中、背後から凄いスピードで、車が追い抜いていった。
ちょっとふらついて歩いていたら、ぶつかってたかもしれない。
苛立ちを抑えながら、先へ進むと、先ほど追い抜いていった車が停まっていた。
車の中には、人影は無く、血の跡だけが残っていた。
先ほど恐ろしい化け物が居た場所だ。
わずか15分の出来事だ。
驚きと恐怖で、震えながら車を眺めていると、『ニャー』と言う鳴き声が聞こえたので、自分の足元を見てみると子猫が擦り寄っていた。先ほどコンビニで、猫缶を買った事を思い出し、慌てて缶を開けて、子猫の前に置いてやると、子猫は、がっつくように食べ始めていた。
あの化け物は何処にもいなかった。
化け物のことを考えて歩いていたら、気がつくと、家の前まで来ていた。
『幸一さん、おかえりなさい。』静香が微笑みながらこちらに声をかけてくる。
幸一の様子がおかしいと思ったのか、『何かあったの?』と静香が語りかけてきた。
『いや、別にたいしたことは無かったよ。ただいま静香。』
それを聞くと、『ふふふ』と笑いながら、お湯の入ったポットを持って
ダブルのソファのいつもの場所に座りコーヒーを2人分作り始める。
自分も、その左側のいつもの場所に座る。
『コンビニに行く途中、可愛らしい子猫が居たので、エサをあげてきたよ。』
幸一が語りかけると、静香は・・・
『子猫は死んだんだよ。』と悲しそうにつぶやいた。
幸一は、散歩に出かけた。
理由はない、何気ない足取りで、いつものコンビニへ向かっている。
途中、まがまがしい気配を感じ、そちらを見ると、恐ろしい姿の真っ黒で毛むくじゃらで小型トラックくらいの大きさの化け物が居た。その化け物は、『グルルルル・・・』と威嚇するような唸り声をあげた。
恐ろしかった。だが、何故か悲しい気持ちになった。
敵意がないことを示しつつ、逃げるように振り向きもせず全力で走って、
コンビニまで駆け込んだ。
頭を振って、冷静さを取り戻し、先ほどの化け物の事を忘れようとしていた。
そして、いつものように、適当な雑誌を立ち読みし、カップラーメンと、缶コーヒーと、ポテトチップを買おうとして、ペットフードコーナーで、何故か、手で開けれるタイプの猫餌の缶詰を購入した。
そして、来た道を戻り、そのまま帰宅する。
その途中、背後から凄いスピードで、車が追い抜いていった。
ちょっとふらついて歩いていたら、ぶつかってたかもしれない。
苛立ちを抑えながら、先へ進むと、先ほど追い抜いていった車が停まっていた。
車の中には、人影は無く、血の跡だけが残っていた。
先ほど恐ろしい化け物が居た場所だ。
わずか15分の出来事だ。
驚きと恐怖で、震えながら車を眺めていると、『ニャー』と言う鳴き声が聞こえたので、自分の足元を見てみると子猫が擦り寄っていた。先ほどコンビニで、猫缶を買った事を思い出し、慌てて缶を開けて、子猫の前に置いてやると、子猫は、がっつくように食べ始めていた。
あの化け物は何処にもいなかった。
化け物のことを考えて歩いていたら、気がつくと、家の前まで来ていた。
『幸一さん、おかえりなさい。』静香が微笑みながらこちらに声をかけてくる。
幸一の様子がおかしいと思ったのか、『何かあったの?』と静香が語りかけてきた。
『いや、別にたいしたことは無かったよ。ただいま静香。』
それを聞くと、『ふふふ』と笑いながら、お湯の入ったポットを持って
ダブルのソファのいつもの場所に座りコーヒーを2人分作り始める。
自分も、その左側のいつもの場所に座る。
『コンビニに行く途中、可愛らしい子猫が居たので、エサをあげてきたよ。』
幸一が語りかけると、静香は・・・
『子猫は死んだんだよ。』と悲しそうにつぶやいた。