ん~、今度は皆に好かれる主人公を意識して書いてみよう・・・。
全部同じ話なんだけどね・・・
書き方で印象ががらりと変わる。(((゜Д゜:))ガクガク

『よーし、橋まで競争だ!』
いつものようにアッシュがみんなに号令をかける。

『えっ?みんな待ってよ~!』と、反応が遅れてしまうのはリリーだ。
男の中で一人女の子が混ざってるのだから仕方が無い。

号令に即座に反応したのがサキだ。あの反応の速さは凄すぎる。
すでに、掛け声と同時に走り出したアッシュを抜く勢いだ。

う~ん、これは3着確定かな?
そう思い、後ろを振り返るとリリーが派手に転んでいた。凄く痛そうだ。

『うぅ、痛いよ、ぐすん』
俺は、心配になり慌ててリリーに駆け寄った。

『おい、大丈夫か?リリー』
幸い、外傷はないようだが、左足を引きずっている。
左足をくじいてしまったのかもしれない。

『歩けるか?』と聞いてみると涙を流して首を横に振った。
無理をさせないほうがいい。そう思って、俺はリリーをおぶってやる事にした。

『ぐすん、ありがとう。リック』
リリーは安心して俺の背中に寄りかかった。

競争は遅くなってしまうけど、この事情だ。2人とも解ってくれるだろう。

『リック…ごめんね。重いでしょ。』
泣きやんだリリーが申し訳なさそうに言う。

『リリーぐらい背負って歩けないようじゃ、一人前の剣士になれないからな。』
と、言いながらも少し膝が震えてしまう。

『リリーは女の子なんだから、自分でペースを決めて無理に走る事ないよ。』
と、リリーに膝の震えを気づかれないように話しかけた。

するとリリーは、『私も仲間だから出来る限り急がないと…』と慌てる理由を言った。

リリーは周りを思って、自分の限界以上の力を出そうとして、いつも失敗する。
リリーの優しさは凄く好きだけど、俺としては、リリーには、
もっと自分を大事にして欲しかった。なので、

『それで怪我したら余計遅くなっちゃうだろ!』と少し強めに言ってみたら、
リリーは今にも泣きだしそうだ。

【俺が守ってやればいいんだ・・・。】自分の質問に心がそう答えていた。

リリーを泣き止ませる方法を思いついたので試してみる事にした。

『そうだ、リリー。俺のポケットに手を入れてみて。』
リリーは不意をつかれたのか、少し驚きながらもポケットに手を入れた。
中には赤いキャンディが1個入っている。

『それ、リリーにあげるよ。食べてみて。』
俺が言うと、リリーは『ありがとう。』と言って口に入れた。
リリーの頬が丸くふくらんだ。
『あま~い。コレ、凄く甘くて美味しいね。ありがとうリック』

良かった笑ってくれた。リリーの涙は俺が止めてやれるんだ。
赤いキャンディが、俺の心にまで、甘く優しい空気を広げてくれた気がした。




ふぅ、完全に話が別物だなwしかもやっぱり少し読みづらい・・・。
コレが理想に近いのか・・・?

主人公が想像以上にキザすぎるけどw(((゜Д゜;))ガクガク

書き方一つでキャラが善人にも悪人にもなってしまいますね。
小説って難しい・・・。_ノフ○