ベルンです。

 

新年度が始まりました。

日本では、年度の始めにちょうど桜が重なり、春はとても気持ち良い季節です。

 

近所の川沿いに咲く桜も とてもきれいでした。

 

21歳で右も左もわからず走り出したわたしも気づけば28歳になりました。
まだまだ若造と言われればそれまでですが、もうそろそろ言い訳のできない年齢になってきたと自覚しております。

BERUNの目指す道、つまり「私が何をしたいか」ということが、おぼろげながら見えてまいりました。

 

まず何より、使い捨ての浪費ではなく、文化を育む消費の社会にしていきたいということ。

もちろん、私一人の力なんてたかが知れています。しかし決して無力ではないと思います。

だから、たとえ微力であろうと、1テーラーとして、この使命に向かって ありんこの如くたゆまぬ歩みを続けていきたいのです。

 

BERUNのような業態では、あれもこれもと仕事の間口を広げていくと、かえって弊害が大きくなります。

よって、業容を拡大していくよりも、濃度を高め、仕事を掘り下げていくことに専念したいのです。

より必要とされるお店であれば、必然的に必要範囲内でゆっくりと大きくなっていくと思います。

自分で無理にコントロールしようとしても、長い年月はもちません。

一瞬輝く閃光のようになるのか、ゆっくりと永く生きる線香になるのか。

極端ですが、その幅の中で自分が最もパフォーマンスを発揮できる点を探す。

それをどうするのかを日々感じています。

 

 

さて先日、スーツの工房にお邪魔してきました。

そこは職人20名ほどの規模で、型紙起こしから裁断、縫製、クセ取りなどすべての作業を人の手で行っていました。

国内でも最高峰のクオリティを誇る技術に、ただ感動をしていました。

1日の生産量は手のひらで数えられるほどです。

まだいつになるかは分かりませんが、近々フルハンドメイドラインも始められるようにしようと思っています。

これから自社の型紙を数パターン、新たに作成していく予定です。

 

春を迎え、気持ちを新たに切り替えていきます。

日々、勉強。

 

 

ベルンでした!

 

 

 

BERUN HP  http://berun.jp/