ベルンです。




7月8日から14日まで、イタリアとフランスに行って参りました。

ようやく少しずつ書いていけます。笑


大好きなイギリスは、ポンドが高いため今年はお預けです。。

2014年の欧州洋行、初日はローマから始まります。









やはりヨーロッパに来ると、本国の自然で優雅な着こなしが目にとまります。






なんと言ってもローマっ子はネイビースーツが大好き。


日本では、ネイビーには茶靴。グレーには黒靴と言われていますが、
ローマでは茶靴よりも黒靴の割合が圧倒的に多いようです。



そして、黒靴にブラウンのカバンを平然と合わせています。


これは、革製品の色合わせなど細かく考えすぎてしまっている時点で、本当の洒落者ではないという男の装いの確信部分を表しているのかもしれません。


そして彼らは、白シャツは絶対に着ない。

黒と白は、冠婚葬祭のときにしか着用しません。


ネイビースーツにブルーのシャツ、
タイはネイビーのソリッドタイかシンプルな小紋タイ。
足元は黒のセミブローグ。


20~40代の方はこういった合わせがほとんどでした。








しかし50代を過ぎてくると、色使いが明るくなります。

オレンジやイエローなどの太陽のように明るいリネンのジャケットを軽快に着る。

リネンのシワは一切気にしない。

ジャケットの背中がジャバラのように折れ曲がっているにも関わらず、何も気にしないのです。

これは真似をしたくても、綺麗好きな日本人には到底理解できない価値観でしょう。




ラテン民族のイタリア人はリネンを好み、お上品なパリっ子はコットンを好む。
と言われています。

イタリア人にとっては、大きなシワが入ることがリネンを着ているという証になるのでしょう。

季節を支配し、暑い夏を優雅に生き抜くために彼らは遺伝子レベルで麻を選んでいるように感じます。









ローマでは綺麗な小紋タイを十数本仕入れてきました。

帰国からすでに1ヶ月が経ったので、ふらっと立ち寄った紳士方に持っていかれたものが10数本ありますが、まだたくさんあります。


日本のショップには、日本人バイヤーが日本人にウケそうなものを現地から買い付けしてきている物を取り扱っています。

わたしはお客様と百貨店やセレクトショップに行くたびに、その保守的でありきたりなネクタイばかりの中からオススメの物を探すのが、どうも大変だったのです。

そういったストレスを無くすために、昨年の洋行からはAtelier BERUNで置くタイを現地に行き、直接仕入れてくるようにしました。


自らが買い付けてきたものを喜んで買っていかれるのは無上の喜びです。






ヨーロッパは路地裏にロマンがあります。


各都市一日ずつの洋行のため、あまりのんびりもしていられませんでした。

来年はもう少し余裕をもって来たいと思います。






可愛い自転車もたくさん。

ローテクに生きるイタリア人のハートが感じられます。






明日は大好きな街、フィレンツェに行きます。


ベルンでした!