ベルンです。


お久しぶりです。

なかなか更新ができずにいました。

書くネタはたくさんあったにもかかわらず、どうもタイミングを逸してしまい、延び延びになってしまっておりました。
昨年と同じく、7月にはイタリアとフランスにも買い付けにもいったのですが・・・ まあ こちらの様子は追々アップいたします。







さて先日、5年程使っていた万双(まんそう)の財布のイメージチェンジをしようとリカラーをお願いしてきました。

リカラーとは読んで字の如く色の染め直しのことです。


ちなみに以前靴を依頼した時の記事はこちら



「染めQ」なんて物も売っていますが、せっかく大切に使っていたものは魂を込めて仕事をしてくださる方にお願いしたいものです。

綺麗なキャメルの長財布と、同色同素材の名刺入れ。


当時はまだ独立したばかりで金欠だったときに、とある方から

「お客様からお金をいただく商売をするならお金を折る財布を持ってはいけない」

と言われた言葉を信じ、成金の象徴のようで毛嫌いしていた長財布を購入したのを思い出しました。



とても気に入っていて何年も愛用してきたのですが、キャメルという色の特性上どうしても汚れが目立ってきてしまう。

そういうこともあり、リカラーに踏み切ったのです。

色はとても悩みましたが、グリーンに決めました。





最初の色がこちら。






<Before>

さすが万双と言う綺麗なブライドルレザー。

長財布に小銭入れはいりません。
小銭入れが付いてしまうと、途端に分厚くなり、また汚れや傷が付きやすく耐久性も落ちてしまいます。

話しが逸れましたが、下が染め後です。








<After>

写真では良さが半減してしまうのですが、実物は本当に深いグラデーションの映える綺麗な緑色です。


最初店内で開けたときは、
「あれ?グラデーションでお願いしたのに単色で仕上がっている」
と思ったのですが、よくよく見てみるとうっすらとグラデーションがかかっていました。

数日使っていて感じましたが、このくらい自然なグラデーションの方があざとくなくいい感じです。

やはり緑という色は落ち着きます。

とても好きな色です。



後で知ったのですが、緑の財布って金運が上がるらしいんですね。


恵比寿リファーレで2、3ヶ月に一度行われているリカラーのイベント。

長い間使っていて少し飽きてきたなぁなんて思った革製品がありましたら、どんな色にしようかなんて考えてみるのもいいのではないでしょうか。


また書いていきます。



ベルンでした!