ベルンです。


今日の天気は、風は強かったですが暖かい日差しが届く日中でした。

しかし夜は寒い。

この寒暖の差に負けてはいけませんね。




セールも落ち着き、ショップはがらっとシルク・リネン・コットンなど早くも春夏物を推しております。

色合いも秋冬の暗い色合いからうって変わり、ペールトーンを基調とした明るい色のアイテムが立ち並んでいます。


わたしは4月になると、ツイードを惜しみながらクローゼットに仕舞うときに替わってコットンスーツを取り出します。

最近雑誌でも少しづつプッシュされているコットンスーツでありますが、冬から春に変わるときには本当にちょうどいいアイテムなんです。


普段ネイビーやグレーばかり着ている人も、コットンスーツを選ぶときは明るい色を選んでいただきたい。

それは暗くて寒い冬に別れを告げ、明るく気持ちのいい春を迎え入れるため、明るい色を選ぶのです。


一番ベーシックでイメージできるコットンスーツの色合いはベージュでしょう。






縦糸と横糸を異なった色の糸を使用した玉虫色の生地であれば、より洒落感が出ますね。


そもそも玉虫色はヨーロッパの盛夏時期に、直射日光を直接生地に当てるようにせず縦横異なった色にすることで、光を乱反射させ体温の上昇を防げるために考案された生地。

それが本当に効果があるのかは定かではない、なんともアナログな思考。

独特の光り方をし、見るものを魅了する力があります。


ベージュのコットンスーツのスリーピースなんて本当に素敵です。

街ゆく人に、「春が来た」と思わせる人になれるでしょう。






シャツは鮮やかなブルーでもいいですが、こういったピンクのシャツと合わせるコーディネートは季節感があってかっこいいですね。




ニットタイは何色でも何本でもほしい魔法のアイテムです。

旅行先に一本だけタイを持っていくとしたら、わたしは迷わず"濃紺のニットタイ"を選びます。

シワにもならずコンパクトに収まる。
どんな洋服にでも馴染むので、迷ったときの一本になります。

上のニットタイはベージュトーンの色合わせで、ブラウンのニットタイを選びました。






また、少し毛色を変えてこんなコーディネートもいいですね。




男臭いシャンブレーシャツにコットン/リネンのニットベスト。

カジュアル感を出すのであれば、白のキャンバススニーカーを合わせたい。

合わせはノータイでいいでしょう。











コットンスーツには、冬には履く気分の起きなかった白靴を選びたいです。

足元に白を持ってくるだけで全体のコーディネートがグッと締まります。

キザったらしくなってしまいそうな白の場合、あえて少し野暮ったいシルエットやデザインの靴を選んだ方がこなれた感がするでしょう。








こちらはイギリスの"ポートベローマーケット"で購入してきた「ピエールカルダン」のコンビシューズ。

スウェードにキャンバスのコンビが夏らしくていい。










コットン素材はコットン特有のシワが出ますが、それが良しとされています。

シワを気にせずガンガン着続けていきましょう。

それがその人自身を写す鏡のように味わい深いものになっていくのです。


ツイードをしまったら、コットンスーツとリネンジャケットを取り出しましょう。



ベルンでした!