Berunです。

今日、「フィッシャーマンニット」を購入しました。





大好きなお店でいつもお世話になっている代官山のお店「ジャンヌバレ」にて、

60年代位の物らしいです。


ちなみにフィッシャーマンニットというのは、アイルランドやスコットランドの漁師が着用していたニットの事で、太い毛糸で編まれていて、立体的なデザインになっている物。

この模様にも理由があり、これが日本で言う「家紋」のような物なんです。

つまりその家庭によって模様が違い、このニットが代々受け継がれて行く。

親から子へ、子から孫へ、という風に。


漁師達の入れ墨と近い考え方かも、

海で溺れて引き上げられた時に、顔では判別出来ない時は腕の入れ墨で判別する。

そうゆう風にこのフィッシャーマンニットも一役かっていたかもしれません。



こういうストーリーがある服って魅力的ですよね。

古着等を手に取りその服を見つめ、サイズや汚れ方、使用感等を見ると、自分もその一着のストーリーのキャストに選ばれたような気分になります。

私もそのような、ストーリーを描いて行ける服作りを目指しています^^


そしてこのニット、ずっと探していたんです。


が、なかなか心にヒットするものがなかった。


今季はローゲージニット(糸の太いニット)が流行り、色んなセレクトショップでもこぞって売り出していた。

何故でしょう。

ハリスツイード100周年に伴って、今季は少し無骨なアイテムを店頭で見る機会が多かった。


しかしやはりセレクトショップ。

ローゲージニットなのに、糸にコシがない。。。



柔らかい糸を使っているので、すぐ毛玉が出来る。



それじゃあローゲージニットの意味がないじゃないか!



イタリアもののニットはもちろんデザイン性は高いものの、こちらもカシミアを織り交ぜていたりと、私の好みの

「タフで男らしい、かつお洒落さを忘れていない」

アイテムには当てはまらない。

ローゲージの有名ブランドでは「インバーアラン」があるが、これも今回の私のニーズとは違った。


「無骨すぎる」

あくまで、お洒落感は出さなくともお洒落に見えるアイテム。

これがまた難しい境目なんですよね、

今日購入した物は糸もしっかりとコシがあり、かつボテッとならないスリムなシルエット。

これからおじいちゃんになっても着ていけそうなアイテムです。


今の洋服のように、ワンシーズンしか着れない服は私に取っては「服ではない、ただの道具です」

服とは購入したその日からパートナーシップが結ばれ、その服が最期を迎えるまでしっかりと着倒す、

という結束が結ばれる。

責任もって一着一着とつき合って行く為には、適当な服選びは出来ないですね。

いつもありがとうございます。

ベルンでした!!


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