BERUNです。





冬が終わるとヨーロッパは本当に過ごしやすく、今でも20時まで明るいのが本当にうれしいです。


さて、イギリスに来てからアンティークマーケットに足繁く通っています。

日本に売っていないようなものが見つかるので楽しいです。

そんな中、「箱モノフェチ」なわたしはイギリスに来ても相変わらず探していました。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~

<グローブトロッター(Globe Trotter)>


この鞄はなんと60年代のヴィンテージ。

「トロッターは昔の物の方がクオリティーが高いからね」

とはよく日本でも言われていましたが、日本では見たことがありませんでした。


イギリスではこれに似たような「箱モノ」はごみのようにごろごろ売っていますが、トロッターはなかなか無く、やはり雰囲気は格別です。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~


今の物の作りとは本当に違い、とても精巧に作られています。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~

この金具部分で、大まかな年代が分かります。

現行のトロッターの金具よりも大きく、頑丈な精巧です。

しかも錆びがほとんどありません。

素晴らしい。

そしてなんと今日、もう一つ見つけてしまいました。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~


なんと、「1930年代」のトロッター。

渋い。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~


申し分ない、完璧です。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~


取っ手の作りも60年代の物よりも細かく、より精密に作られています。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~


この金具がかっこいい。

こちらは錆びてしまっていて油を差さないと開閉困難な状況ですが、メンテ大好きなわたしにとっては問題ありません。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~


そしてこちらのディテールも初めて見たのですが、下の開閉部分を支えるところが革で囲われているのです。

この年代の物のこだわり具合に胸を打たれます。

そして、30年代のトロッターにはまだまだびっくりさせられました。

~ 伊達男日和 (渡英中編) ~


ご存知の方はお分かりかと思いますが、この年代の物は押し判が違います。

現在のトロッターは、「MADE IN ENGLAND」

と明記されておりますが、

このかばんには、「BRITISH MADE」と表記されている。

細かい部分ですが、こういった変化は好きな人にはたまりません。笑


一緒に同行していた友人は、


「がらくたの中から汚いかばんを見つけて興奮してるなんて信じられない」

と言っていました。笑


好きな人からすると楽しくて仕方が無いがらくた漁り。


今日はルームメイトが「ぺヤング」を食べていて、思わず一口もらいました。



日本食が恋しい!




ベルンでした!