BERUNです。




ツイードは本当に魅力的な生地です。


カシミアやアンゴラ、アルパカなどと同様に冬の生地の代名詞ですが、前の2つと明らかに違う点があります。



それは、
どんな生地よりも頑丈で、どんな生地よりも味わい深い生地ということ。

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このJKTは私が20歳のときに買ったイタリアの「ミケランジェロ」というブランドのツィードJKT。


白洲次郎の格言の1つでありますが、

「ツイードなんて買ってすぐ着たって全然格好よくない。ツイードという素材は家の軒先に2、3年かけておいて、くたびれたときに着るのが格好いいんだ」


これは白洲次郎がツイードという素材を心の底から理解し、本当の洒落者ということを納得させられる言葉です。


1つ1つの素材の特性を知る。

私も上のツイードジャケットを、1年間ずっとベランダにかけていました。


台風のときも晴天の日も、



風呂に入るときと寝るとき以外ずっと着ていられる、もしくは着るべき素材。


経年変化と共にウールの油が抜けてきて、とても味わい深い質感になり、やがて肌と一体になる。




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↑これは私の大好きなブランド「Haver Sack(ハバーサック)」のハリスツイードの生地を使ったブルゾン。



ハリスツイードはツイードを代表する、生ける伝説の生地会社。



しかし最近のハリスの生地は、羊、環境自体の問題もあってか、昔に比べてコシが弱いと言われています。



上の「ババーサック」のハリスは、10数年前のヴィンテージファブリックを使っているそうで、確かに現状のものよりも力強いコシがあるのがわかります。



ツイードこそまさに、“一生涯のパートナー”になる洋服です。。


少し背伸びをしてみて、ツイードを見てみていただきたい。




ベルンでした!