今日、午前9時から金平会長みずから亀田史郎氏の心情を代言するところから始まった。そして、午前9時6分に亀田興毅を含めた記者会見があった。
本来なら9時に始まるはずの記者会見であったが、報道陣などが障害となり
遅刻したのだとか。一部TV報道では社会人としてのたしなめられた言葉もあった。
到着するなり亀田興毅の謝罪がいつもとは違う敬語で始まった。
「遅れて申し訳ございませんでした。色々とご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。まず内藤選手にお詫び申し上げます。ほんまに、申し訳ございませんでした。自分を含め、大毅、オヤジの今までの言動など、深く反省しています。自分達亀田家のせいでボクシング界全体のイメージが悪くなり、ボクシング関係者、ボクシング界の方にご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。亀田家代表としてお詫び申し上げます。」
いつもの亀田興毅とは少し違い、表情と心情を一致させた謝罪にわたしは写った。
報道陣から容赦ない質問の嵐。
興毅に島田紳助のような巧みな話術が有れば良かったのだが、
何せボクシング一筋の人間に、あの場面は言葉が出ないのも当然である。
またそれが功を奏するかもしれない。
私は1時間後には亀田興毅は日本人特有の「情」というものに施しを受け始め、
そして、一躍、再起の後押しとなるべく声援を社会から日に日に受けることと予想する。それが社会の恐ろしいところだ。
そして今度は報道陣が悪に変わるのかも。
「何もあそこまで追いつめなくても良いのに」という国民感情がそうさせる。
また、父史郎氏に対してこうコメントしている。
「ここまで育ててくれたし、俺がここにいるのは親父のおかげ。オヤジには感謝している。世間では悪く思われてるけど、俺らの中では世界一のオヤジだと思ってるから・・・・。」
日本人には、泣かせる、たまらない言葉だ。
今の世の中、子が親を平気で殺す時代。
その中に以前から言われていた家族愛が真実であるということが証明された気がする。
これから、亀田兄弟は今以上に一致団結し、勝敗は別にしてボクシングで再起していくだろう。それ以外しか無い。
三男和毅は表には出てきていないが、良いトレーナーに巡り会い兄の汚名を挽回して欲しい。
父史郎氏は数年間姿をくらまし、子供達から完全に間を断ち、子供がボクシング引退後に再会し慰労するのが良いと思う。でなとこれから先の火種の種になる事間違いなし。
それが亀田家にとって再起する前提となることなのだから。
人生は山あり谷あり、山と谷を短期間で経験できる人は希である。
良い経験を亀田家はしたのかもしれない。