ニコラス・ケイジ主演で1999年のタイ・アクション映画「レイン」をリメイクした「Bangkok Dangerous」がランキング首位でデビューしたが、肝心の興行収入は、製作費の半分も稼げないで終わった今夏のアニメーション映画「Space Chimps」がランキング7位でデビューした際に稼いだ金額(718万ドル)と大差ない778万ドルだったという冴えないNo.1だった。米国時間9月8日(月)集計の興行成績は以下の通り:


1.「Bangkok Dangerous」:778万ドル
2.「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」:723万ドル
3.「ダークナイト」:551.5万ドル
4.「The House Bunny」:551.2万ドル
5.「Traitor」:427万ドル
6.「Babylon A.D.」:418万ドル
7.「デス・レース」:371万ドル
8.「Disaster Movie」:303万ドル
9.「マンマ・ミーア!」:285万ドル
10.「Pineapple Express」:225万ドル

 「Bangkok Dangerous」の首位ランク入りの興行収入は、2003年の同時期の週末にデビューした「ディッキー・ロバーツ 俺は元子役スター」(日本では劇場未公開)が1位になった際の興行成績666万ドル以来の低興行成績で首位の座に就くという不名誉なランキング入りになってしまった。「Bangkok Dangerous」は映画評も芳しくないので(北米の映画評論家で同作を支持しているのはたった11%)、今後、客足が伸びることも期待できないため、製作関係者たちにとってはガッカリさせられる結果になりそう。

 2位の「トロピック・サンダー」と4位の「The House Bunny」が、なかなかの耐久力を見せているのに対し、「Babylon A.D.」は先週、ランキング2位でデビューしたものの、今週は6位に落下。来週末もランキング内に留まっていられるかどうか…。

 圏外だが、1スクリーンあたりの平均興行収入で「Bangkok Dangerous」を抜いたのはインディ系コメディ「Ping Pong Playa」。全米9館のみの公開で、1スクリーンあたり平均3444ドルを稼いだ。(「Bangkok Dangerous」の1スクリーンあたりの平均興行収入は2937ドル)

 今週末は、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジョン・マルコヴィッチといった個性派キャストが揃ったコーエン兄弟の新作の犯罪コメディ「Burn After Reading」ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが1995年の「ヒート」以来の再競演を果たす刑事ものサスペンス「Righteous Kill」、ジョージ・キューカー監督作品「The Women」(1939)をメグ・ライアン、アネット・ベニング、エヴァ・メンデス競演でリメイクした「The Women」(「Sex and the City」や「マンマ・ミーア!」に続く今年の女性映画ヒット作になれるか?)あたりがランク入りしてきそうである。