ソマルタの廣川玉枝電動アシスト車椅子をデザイン車椅子に乗るときの服や東京オリンピック・パラリンピックに向けたデザインも作りたい





「できれば乗りたくないもの、仕方なく乗るものではなく、乗ってみたい、カッコいい、美しいと思えるようなものに変えていきたい。だから、車椅子というよりも人体そのものに近い感覚のものになるようなデザインにしました」と話す廣川玉枝。


ソマルタ(SOMARTA)のデザイナー廣川玉枝(SOMA DESIGN)とヤマハ発動機のコラボレーションによる電動アシスト車椅子のコンセプトモデル02GEN「タウルス(Taurs)」が11月11日から18日まで渋谷ヒカリエ 渋谷ヒカリエ8階[8/ハチ]で開催されている「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」で展示されている。


「タウルス」は1993年に発売された世界初の電動アシスト自転車・ヤマハPASS以来培ってきた電動アシスト技術をもとに開発された電動アシスト車いす「02GEN」をベースに廣川がデザインしたもの。同展では廣川が手がけた2台のうち、シートが白色エンボス型押しレザー、フレームやホイールがスキントーン系アイボリー、キャスターがつや消しレッドゴールドのタイプを紹介している。


「実際に自分でも座って、動かしてみましたし、車椅子を使っている方の『座ると目線が低くなり、上から見られているような気がする』という声も参考にし、高さも変えました。また、車椅子は毎日使うもの。だから、どんな服とでもコーディネートすることができるような色にしました」


福祉とメディア、アート、ファッション、テクノロジー、デザインなどをミックスし、「思わず『カッコいい』と着けてみたくなる、『カワイイ』と使ってみたくなるデザイン、健常者以上の機能を与えてくれる『ヤバイ』テクノロジーの福祉機器や福祉サービスを集めた」今回の展覧会。


ファッションでは、アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)が1999年春夏コレクションでアスリートであり義足モデルとしても知られるエイミー・ムランをショーに起用。美しさとは何かを問いかけたようなコレクションが話題となった。


一方、今回展覧会全体に見られる、漫画や特撮の改造(人造)人間、ガンダム、エヴァンゲリオン、そこからインスパイアされたももいろクローバーZの衣装などとも共通するイメージはクールジャパンを連想させる。人間と機械が一体化したり機械を装着することで信じられない能力を発揮するコンセプト、生命体のように見立てる思想などは日本人ならではであり、将来の海外輸出などの可能性も感じさせる。


metamorphosis(=変化・変容・変身)やエボリューションボディ(EVOLUTION BODY)をテーマにしたコレクションなど、身体や進化を考え、今年10月には西武渋谷店で「廣川玉枝展 身体の系譜」を開催。また、車をデザインしたこともある彼女。


「今回は時間が無かったので間に合いませんでしたが、車椅子に乗るときに着るための服もデザインしようと思っています。また、今回の展覧会に参加してみて福祉機器がこんなに進化しているのだと驚きました。2020年に東京でオリンピックとパラリンピックが開催されますから、それに向けたデザインなども提案できれば」


2014年11月12日(水) - 2014年11月18日
11:00 - 20:00 (最終日は16:00まで)
無料


2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展 - ピープルデザイン研究所
http://www.peopledesign.or.jp/fukushi/


8/02/CUBE/2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展
http://www.hikarie8.com/cube/2014/10/2020.shtml
































関連記事


ソマルタ(SOMARTA)2014年春夏コレクション
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-11638029518.html


ソマルタ2013/2014年秋冬コレクション
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-11524450177.html


ソマルタ2013年春夏コレクション
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-11391122477.html


ソマルタ(SOMARTA)2012/2013年秋冬コレクション
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-11209982807.html



Instagramテスト中http://instagram.com/shiguchi999



ペタしてね
読者登録してね