NPO法人まなびのたねネットワーク代表

伊勢みゆきさんが




生きづらさを抱えた高校生の

安心できる居場所をつくりたいと

今年5月、石巻に立ち上げた



「しゅろハウス」



に、先日お邪魔してきました。





東日本大地震で被害が大きかった

石巻で、地元の高校生たちに寄り添い

長年支援を行ってきた


友人の伊勢みゆきさん(イセミー)





今回、子供たちのためにと

イセミーが呼びかけたら

全国からたくさんの古着や新品の服が

なんと!50箱も届きました。





その話を聞きつけ、友人たちと

私たちにも何かできないだろうか?と


「しゅろハウス」

応援プロジェクトを立ち上げ




イセミーが関わる高校生たちと

高校卒業後もずっと関わり続けている

若者たちに向けて



私は、ファッションコンサル


友人(珠ちゃん) は

スピリチュアルリーディング

友人(ぷりちゃん)は、ヨガ



と、自分の得意な分野で

第一回目の活動をしてきました。







普段、女子高生と話す機会なんてない私は

正直ドキドキでしたが

(お母さん世代なら慣れてるんですが・笑)



この日は、大人の時以上に
その子の好き♡を大事にしながら
服をピックアップしていきました。



写真のAちゃんは、当日の服装から
個性的な服が好きだと判断し

Aちゃんの好き♡なツボを見つけてからは
お気に入りの服がどんどん増えていきました(^^)





服を並べた、普段は自習室の部屋と

試着室(浴室)との間をいったりきたり。




しゅろハウスの中は

イセミーの活動に賛同した大人たちのDIYで

居心地のいい空間に生まれ変わりました。



細かいところにもセンスが光り✨

そこ此処に、ここを訪れる子供たちへの

あったかい眼差し、愛を感じます(^^)







こちら、長い黒髪が印象的なMちゃん


好きな色は?と聞くと

「灰色」との答え。



イマドキな子は

わりとみんな地味好みのようです。

(他の子も)



そんなMちゃんに

お好みのグレー系のコーデをして

にっこりされたり(右の写真)



似合いそうだと、お遊びで

チャイニーズ系のトップスを着てもらい

え〜〜〜と嫌な顔をされたり(笑)






大人のみなさんにやるように


服の着方レッスン

袖の上げ下げで、見た目がこんなに違う!

ビフォーアフターをやってみたり。




みんなもれなく


ええーーー!!!

こんなに違うの〜!!!と


鏡に映る自分の姿に

目を丸くして驚いてくれたので

にやり(笑)






前日、夜遅くまで

50箱の中から服を取り出し、仕分けし

見やすいように並べてくれたのは、


イセミーが初めて石巻の高校で関わった

卒業生のしおりちゃん。






イセミーと二人で

事前に準備してくれたおかげで

(かなり大変だったはずです)


フリーマーケットでの

若者たちへのファッションコンサルは

楽しくスムーズに進めることができました。

感謝!!






しおりちゃん、昨夜箱から服を出しながら

このグリーンのワンピース好きだなあ♡と

思っていたそうで、



品出しをした人の特権だから

みんなが来る前に

それ、もっていきな!と声をかけGET♪




髪を束ねてみたり

ワンピースの上にフーディを羽織ってみたり

おしゃれテクを伝授しながら

似合う服を選んでいきました。






若いっていいなあ

みんなピカーっと光ってる✨と

目を細めてしまう、おばさんの私(笑)




しゅろハウスには

卒業生、社会人の若者たちも集い

現役高校生の話を聴いてあげています。






こちら今回集まってくれた卒業生たち

全員集合(+OGの彼氏君)




高校生も、卒業生たちも


体型も、顔も、性格も違うし

好きなカラーも、服の好みも、似合う服も

みんな違う。




みんな違って

みんな素敵♡




そんなことを

みんなでワイワイ服を着ながら

感じてくれたみたいで

嬉しかった(^^)







私がファッションコンサルをやってる間

2階では



友人の珠ちゃんは

自称「石巻の母」となり


ひとりひとり

若者の悩みをじっくり聴きならがら

愛のある言葉でアドバイスしていたり






友人のぷりちゃんは、和室で

ヨガ初体験の若者たちに

心も体もほぐれるヨガレッスンをしていたり



自分の持ち場で、若者たちと

充実した時間を過ごしていました。







このしゅろハウスの中心にある

大きなテーブルに集まって



調理師免許を持つさつきちゃんが

(ブルーのワンピースが似合ってた)


いただいた無農薬のササニシキを土鍋で炊き

美味しいカレーを作ってくれました。



みんなで一緒に食べるだけで

ご飯は何倍にも美味しくなる(^^)







高校生二人組は

気に入った服に着替えて!


両手に袋を抱えて

笑顔で帰っていきました。



あの灰色が好きだと言っていたMちゃんが

なんと!グリーンのパンツに履き替えて帰りましたよ(泣)






子どもたちが帰った後は

いよいよイセミーの服選びの時間。



箱の中から探し出した

マリメッコのパキッとしたプリントが

似合うこと!似合うこと!






子供たちが安心して、くつろげる場所

「しゅろハウス」


家でも、学校でもない

自分の居場所、サードプレイス。





私はこの年頃の時

こんな場所があったらなあと思いました。


大人といえば、まわりには

親と学校の先生しかいなかったから。




親に言えない話を

否定しないで寄り添って聴いてくれる

イセミーのような大人が近くにいたら

どんなに気持ちが楽になれたか。




世の中にはいろんな面白い大人がいて

自分が望めばたくさんの可能性があること


自分の将来について

もっと視野が広がったかもしれない。

なんてことを感じました。






子供の話を

否定しないでちゃんと聴く。



大人が全て先回りして決めてしまわず

どうしたい?と子供に問いかけ


答えを急かさずに

待ってあげる。



幸せな選択ができるよう

一緒に考える。






子供が主役  


の、しゅろハウスで




私たち大人が

どつ子供と向き合い、接したらいいか

(子供だけとは限りませんが)


見直すきっかけをもらいました。

学びの多い1日でした。





イセミーの大切なこの場所で

今回、子供たちにファッションを通して

関わらせていただき、感謝です🙏





次回、また子どもたちのために

私がお役に立てることがあったら


微力ではありますが

また関わらせてもらえたらと思っています。







夜9時過ぎまで

しゅろハウスで過ごした私たち。

(右端の白い人が私)



初めてのイベントをやり終えた満足感で

みんないい顔してます(^^)






地元の河北新報に

しゅろハウスのことが紹介されました↓