イランの映画『花嫁と角砂糖』を見て、自分なりのイスラムの結婚事情と、ハラールの中国・蘭州ラーメン『馬子禄 牛肉面』についてです。
アラブ料理研究家のファラウラです
5人姉妹の末っ子パサンドの婚約式の準備が始まる。海外に暮らす新郎は不在のまま、姉たちは祝宴を開くのに大忙し。この結婚は、おそらく父親が決めたもの(父親は出てきませんが)で、パサンドをとても可愛がっていた伯父さんは反対していたけど、ようやく受け入れ、黙々と婚約式に使う角砂糖を割って作るシーンから始まります。
集まってくる大家族それぞれの悲喜こもごもを描いた群像劇。婚約式から突然な出来事が起こってしまうのですが、、、(ご覧になる方のためにネタバレなしです)
ファラウラがとやかく言うことではないのですが、相手のパーソナリティを知らずに結婚して果たして幸せなのかどうか、いつも疑問に思います。
というのは、イスラムの世界ではなく、恋愛結婚して、離婚するケースは多いですよね。でもこれは自分の責任なので、納得いくんです。
すべてのイスラムの世界を知ってるわけではありませんが、ファラウラが実際に関わってきたエジプトの家族たちを見て、なんだかなぁ、、、と思う事がありまして、、
ファラウラが仲良かった田舎の家族のパパ、本当にいい人で大好きでした
そこは、11人兄妹で、そのうち姉妹は6人。
姉妹の結婚相手は、ちらっと見かけて気に入り、結婚を申し込んできた男性がまずパパに話をしに来ます。それでパパが決めて、婚約になるのですが、それからは、実際に結婚するまでは2人きりで会わず、パパやママ、兄弟たちと一緒に家で会う。こんな感じでした。
ファラウラが一緒によくいた頃は、ちょうどこの時期にあたる娘がいて、はにかんだ様子がパサンドと重なりました。
だけど、この娘も、他の姉妹も、みんな子供を産んだけど、結局結婚相手とうまくいかず、離婚したり、実家に戻ってきたケースが多いんです。(うまくいってる子も2人いますが)
イスラム以外の世界では、バツ1、バツ2や子持ちであっても、次の結婚しようと思えば出来ますよね。
ただでさえ、開かれてないイスラム、処女でなくなった子供のいる女性、次の結婚など、本当に本当に難しいし、出来ないかもしれません。
なので、ファラウラは、親の決めた結婚、相手をよく知らないもの同士の結婚を、なんだかなぁ、、、と思ってしまうのです。
まぁ、あくまでもファラウラの考えだけで、別にイスラムを否定しているわけでは全くありませんが。
角砂糖は、イランでは大切な物らしく、
この大きいスパイスグラインダーを逆さにして、大きい砂糖の塊をを乗せて、カナヅチで割ります。
蘭州ラーメンで、面の形状がえらべます。
三角麺にしてみました。
どちらも辛い辣油抜き
辣油の有る無し、多め、別添え
パクチーの有る無し、多め
麺は、細麺、平麺、三角麺があり、自由に 選べます。
この辣油の特徴は、山椒が効いていてシビれる辛さです。
おそらく八角がほんのり効いた優しいスープに、粉っぽい麺と、脂身のない牛肉がよくあっていました
この場で麺を打っています。
カンケーないけど、中国語でパスタは、「イーターリーメン」 なんかカワイイけど、イタリア麺って(笑)パスタはパスタでええんちゃう
ハラールなので、ヒジャーブをかぶった外国のイスラム教徒の方もチラホラいらしてました。
安心して食べられるお店があるのはいいことですね
最後まで読んで頂き、ありがとうございました