先日、馴染みの店にキムチを買いに行きました。


私の住む町には韓国人の方が多く住む一角があり、息子の行っていた学校や習い事をしていた所にも韓国の子がちらほらいました。

私はもう十数年そちらでキムチを購入し続けています。

最初は韓国食品のお店で購入していましたが、そちらが廃業し他の韓国食品のお店のものは口に合わなかったので、息子の同級生の家がやっていたお店で購入する様になりました。ここは食品を売るのが本業ではありませんがおばあさんが副業としてキムチやチヂミを売っていました。

そして、その店も廃業してしまったので、その近所の韓国食堂でお願いして分けてもらう様になりました。

この食堂にたどり着いたのにも経緯があります。
経営者もスタッフも客も全て韓国人で韓国語が飛び交い日本語が通じるのか不安になる様な有様で何のつてもなく入れる雰囲気ではありません。 
店の入り口を開けると客を含めた全員が一斉に日本語を話す私を見ますし、恐らく私の事と思われる話を互いに始めます。(アウェー感満載)

目的の店に買いに行ったときにたまたまキムチを切らしたので、おばあさんが近所の店に声を掛けてくれ、今回はそちらから買うようにと勧めてくれたことがあったのです。


本来、店でお客に提供するキムチを食堂で飲食する訳じゃないのに気持ちよく分けてくれるのが有難かったので、行く度に釣った魚を持って行ったりし、食堂の女将さんとも仲良くなりました。

韓国の人は仲良くなると本当に親切で概ね1キロで千円という暗黙の申し合わせがありますが、計ったことなどなく、明らかに多めに入れてくれるのを常としており、時には倍以上入れてくれたりします。

量もそうですけど、韓国のお母さん(オモニっていうんでしたっけ)が作るキムチは本当に味が深くて美味しく、パック入りのキムチでは満足が得られなくなっていたので、良い関係をずっと続けて行きたかったのです。

最近は専ら野菜を持って行きます。

今年はダイコンが初期に暖冬だったせいか、おかしな食感になり申し訳ないと言って持って行ったところ、喜んでくれたので、次からたくさん持って行きました。

大体、会社帰りに少し遠回りして店に寄り購入し、後日野菜を店の前に置いておくことになります。(昼間は食堂が空いていないので)

最近よくある健康を取りあげるテレビ番組でもキムチは健康に良いとのことですが、下漬けから始めて唐辛子やアミの塩辛などと一緒にしっかり発酵させた本当のキムチは元気の元と喜んで食べています。