15年も経営をしていると、もちろん良い時もあれば悪い時もあります。


最近のイラク情勢による原材料価格の高騰、コロナ禍による売上の減少など取引の中ではさまざまな出来事が起こります。

特に苦しい状況になった時、「この会社は値段が高いからやめよう」「もっと安い取引先へ変えよう」と短期的な判断をしてしまうケースがあります。私は、これはサラリーマン的な発想に多い傾向だと感じています。目の前の数字だけを見ると、その判断は合理的に見えるかもしれません。

しかし経営者は、今だけを見ているわけではありません。

その会社がどのように成長していくのか。
どのような想いで仕事をしているのか。
そして、5年後、10年後、15年後に、どんな関係を築けるのかを考えています。

実際に、長くお付き合いを続けてきた企業とは、単なる売買関係を超えた信頼関係が生まれます。困った時には助け合い、新しい挑戦を一緒に考え、お互いの成長を応援できる関係になっていきます。

その積み重ねの結果として、大きな売上につながったり、新しい事業が生まれたり、今までできなかった挑戦が実現できるようになります。


今の時代は変化が激しく、効率やスピードが重視されがちです。だからこそ、私は「この会社と長期的にどのような良いビジネスができるか」を考えることが、これからますます大切になると思っています。

長く続く取引には、数字だけでは測れない価値があります。
そしてその価値は、時間をかけた人間関係の中から生まれてくるのだと思います。


そして、その12年の取り組みの中から、創業から思い描いてきた大きなビジネスが生まれようとしています。

日本の果物を日本の加工技術によって世界で楽しんでいただく。


創業から15年でやっと1つの夢が叶えられるかもしれません。このチャンスをものにできるよう、日々精進して頑張ります。







昨夜は今年度最初の古新田大学校でした。
開校から6年目を迎えるにあたり長年務めさせていただいた古新田大学校校長の役目を、Takafumi Yanai さんへ引き継ぐこととなりました。




岡山イノベーションコンテストのご縁から始まった古新田大学校。その縁で多くの学友との出会いがあり、経営について、人としての在り方について、本当に多くの学びをいただいた時間でした。

未熟な私を支えてくださった皆さま、共に学び、語り合ってくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。




経営は、会社を成長させるだけでなく、人を育て、地域をつくり、未来へ想いをつないでいくものだと感じています。

だからこそ、この学びの場である古新田大学校が次世代へ受け継がれていくことを、とても嬉しく思っています。


これからは新しい世代の感性や挑戦によって、古新田大学校がさらに魅力ある学びの場へ進化していくことを期待しています。


私自身も一人の学び手として、これからも挑戦を続けていきます。
これまで関わってくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。

そして新体制の古新田大学校を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。




最近、社員の成長を日々実感しています。


少し前までは、同じミスを繰り返したり、伝えたことが守られなかったり、ミスを報告せずに抱え込んでしまう場面も多くありました。


まさに“モグラたたき”のように、次から次へと起こる課題に向き合い続ける毎日でした。


しかし、ここにきて大きな変化を感じています。


特に岡山本社を中心としたメンバーは、伝えたことを素直に受け止め、行動に移し、さらに自分なりに工夫を加えながら成長しています。


同じ指摘を繰り返すことは明らかに減り、業務の精度やスピードも目に見えて向上してきました。


以前は「なぜできないのか」と考える時間が多かったのに対し、今は「どうすればもっと良くなるか」という前向きな会話が増えています。


この変化は非常に大きく、組織として一段階上に進んだ実感があります。


社員一人ひとりが成長することで、会社全体の力が底上げされていく。その過程を間近で感じられることは、経営者として何よりの喜びです。



毎日の小さな成長の積み重ねが、やがて大きな成果につながる。


そう信じて、これからも社員とともに歩んでいきたいと思います。


そして何より、社員の成長を素直に「楽しい」と感じられる今の自分を、とても嬉しく思っています。





先日、東京で働く長男と久しぶりに夕食を食べました♪

長男は現在、税務会計系のベンチャー企業に勤めています。いわゆる安定志向とは対極にある環境です。

日々の業務は決して楽ではなく、むしろ相当なプレッシャーとスピード感の中で仕事をしているようでした。食事の合間に聞いた話からも、そのハードさは十分に伝わってきた。業務量は多く、ミスが許されない環境であり求められるレベルも高く常に新しい知識を吸収し続けなければ取り残される世界です。

でも私は、その環境を「大変だな」とは思いつつも、決して否定的には捉えていません。むしろ、今その場所に身を置いていること自体が、大きな価値だと感じています。だからこそ私は彼に「しっかり残業をしなさい」と伝えています。

この言葉だけを切り取れば、時代錯誤に聞こえるかもしれません。しかし私が伝えたかった本質は「長く働け」ということではない。「若いうちに、圧倒的な量と質を経験しろ」という意味なのです。

20代という時間は、人生の中でも極めて特殊な期間です。体力があり、多少の無理もきく。そして何より、失敗が許される。30代、40代になれば、責任も増え、失敗の代償も大きくなる。だからこそ、20代のうちにどれだけ挑戦し、どれだけ打ちのめされ、どれだけ乗り越えたかが、その後の人生を大きく左右すると信じています。


特にベンチャー企業においては、その経験値の差が顕著に出ます。整ったマニュアルや完成された組織の中では得られない、「ゼロから作る力」や「不確実な中で意思決定する力」が求められる。これは机上の勉強では決して身につかない。現場でしか学べない、生きた知識です。


もちろん、働き方改革やワークライフバランスが重視される時代であることは理解しています。過度な長時間労働は心身を壊すリスクもあるし、決して推奨されるものではない。しかし一方で、「ラクをすること」と「成長すること」は別物で、若いうちにしかできない努力を避け続けた先に、大きな成長はないと思います。


これからの時代は、より一層変化が激しくなる。AIの進化、グローバル競争の激化、産業構造の転換。どれをとっても、これまでの常識が通用しなくなる可能性を秘めていて、そんな時代を生き抜くためには、「どこでも通用する力」を身につけておく必要があるのです。


その力とは何か。私は、「考える力」「やり抜く力」「学び続ける力」だと思っています。

そしてこれらは、楽な環境では育たない。むしろ、厳しい環境の中でこそ磨かれます。


私のサラリーマン時代は決してスマートではなかったけれど、狂ったようにがむしゃらに働いた時間が、今の自分の土台になっており、その経験があるからこそ、困難な局面でも踏ん張れる強い精神力を養ったと思います。


親として、子どもに楽をさせたい気持ちは当然あります。しかし同時に、「強く生きていける人間になってほしい」という願いもあります。そのためには、あえて厳しい道を選ぶことも必要です。

これから先、彼がどんな道を歩むのかは分かりません。しかし今の環境で積み上げた努力は、決して裏切らないはずです。だからこそ私は、これからも伝え続けたい。「若いうちは、思い切り働け」と。


その言葉の裏にある本当の意味が、いつかより深く理解される日を願いながら。






第16期のスタートにあたり、社員の発案で本社スタッフ全員(電話当番・出張者を除く)による朔日参りを行いました。新たな期の始まりに、気持ちを一つにできたことを大変嬉しく思います。

 



第15期は売上高こそ前年比104%と期初の計画におよばずでしたが、純利益については3年連続の2桁増益で着地することができました。目標としているEBITDAの売上高比15%にはまだ努力不足でしたが、16期は必ず達成します。日々の業務に真摯に向き合ってくれている社員一人ひとりの努力の積み重ねが、この結果につながったと感じています。

今期は、岡山本社の立地と機能を最大限に活かし、岡山駅周辺における「お取組み先様」との関係をより深く築いていきます。果実工房の商品を通じて、お取組み先様にも、その先のお客様にも「HAPPY」をお届けできるよう、営業・製造・マーケティングが一体となって取り組んでいきます。

一方で、イラン情勢など国際環境の不安定さにより、当社が使用しているPET容器や包装フィルムの供給リスクも現実的な課題となりつつあります。これまでと同じ前提が通用しない時代だからこそ、複数の調達ルートの確保や代替資材の検討など、できる限りの備えを進めていきます。

環境の変化をリスクと捉えるだけでなく、変化に柔軟に対応できる組織へと進化することが、今期の大きなテーマです。

そして今期はもう一つ、「現場力の強化」にも注力していきます。製造現場においては、安定した品質と生産性の両立を図るため、作業の標準化や改善活動をさらに推進していきます。また、営業・マーケティングにおいては、これまでの経験や勘だけに頼るのではなく、データを活用した提案力の強化にも取り組んでいきます。

さらに、人材の育成も重要なテーマです。限られた人員の中で最大の成果を出すためには、一人ひとりが自立し、主体的に考え行動できる組織づくりが不可欠です。それぞれの強みを活かしながら成長できる環境を整え、会社としての総合力を高めていきます。

第16期は、これまで積み上げてきた基盤を土台にしながらも、次のステージへ踏み出す一年にしていきます。変化を恐れず挑戦し続けることで、より強くしなやかな会社へと進化していきたいと考えています。今期も引き続き、皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 株式会社果実工房

  代表取締役 平野幸司

  従業員一同

果実工房では現在、新たに「美容機能ゼリー」の開発に取り組んでいます。

 

 

 

 これまで私たちは、フルーツの美味しさを活かしたゼリーを中心に商品づくりをしてきました。しかし市場を見ていると、「美味しい」だけではなく、「体に良い」「キレイになれる」という価値が求められていると強く感じます。

 

特に女性を中心に、日常の中で無理なく美容ケアを取り入れたいというニーズは年々高まっています。

美容食品にはサプリメントやドリンクなど様々な形がありますが、私たちはゼリーにこだわります。

理由はシンプルです。

「続けられるから」です。

どれだけ成分が良くても、続かなければ意味がありません。ゼリーは「美味しい」「手軽」「習慣化しやすい」という点で、美容との相性が非常に良いと考えています。さらに、フルーツとの組み合わせにより

・ビタミン

・ポリフェノール

などの自然由来の価値も同時に届けることができます。

 

開発で大切にしている3つのポイント

今回の開発では、特に次の3つを重視しています。

① 体感できる配合量

コラーゲンや美容成分は「入っている」だけでは意味がありません。しっかりと体感につながる設計を意識しています。

 

② 毎日食べたくなる美味しさ

機能性が高くても、美味しくなければ継続できません。果実工房らしく、フルーツの魅力を最大限引き出します。

 

③ 日常に溶け込む設計

朝・昼・夜、どのタイミングでも取り入れられるように、サイズや食感も設計しています。

 

商品開発は「未来づくり」

商品開発は単なるモノづくりではありません。それは会社の未来をつくる仕事だと思っています。

美容機能ゼリーは、

・新しい顧客層の獲得

・ブランド価値の向上

・年間を通じた売上の安定

につながる可能性を持っています。

特に当社のような地方発のメーカーにとって、「機能×美味しさ」という軸は大きな武器になります。

 

 

 

まだ開発段階ですが、今回の美容機能ゼリーは、これまでの果実工房とは一歩違うチャレンジです。

「美味しい」から「美味しくてキレイになれる」へ。

この進化を形にし、お客様の日常に新しい価値を届けていきたいと思います。

完成をぜひ楽しみにしていてください。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7年前に長男が中学卒業の際に学校からもらってきたプリント。




松本先生のおかげで、長男は会社の文句を一言も口にすることなく、ただひたすらお客様のためにまた会社のために日々働いています。


経営者の立場から言わせてもらうと、最初から自分に合う会社など、ほとんど存在しないと思っています。

会社は学校とは違います。

一人ひとりに合わせて環境が用意される場所ではありません。

会社には使命があり、目的があり、そしてお客様がいます。

その目的に向かって組織として動くのが会社です。


だからこそ大切なのは、「会社が自分に合うかどうか」ではなく、自分が会社の中でどう成長するかという視点だと思います。


仕事をするということは、責任を果たすことです。

言われたことをやるだけではなく、自分を律し、努力し続けること。

その積み重ねによって、初めて会社にとって必要な存在になっていきます。


経営者として嬉しい瞬間があります。

それは、社員が自分で考え、自分なりの答えを出し、お客様のために貢献できることを実行し、そして会社を良くしようと行動してくれるときです。


最初は誰でも未熟です。

覚えることも多く、失敗もします。

しかし、その経験こそが人を成長させます。


会社とは、人を鍛え、人を成長させる場所でもあります。

自分に合う会社を探すよりも、どんな環境でも成長できる人になること。

その姿勢を持った人は、どこへ行っても活躍します。


そして不思議なことに、努力を続けているうちに、最初は「合わない」と思っていた会社がいつの間にか自分の居場所になっていることもあります。


会社は、自分に合わせてくれる場所ではありません。しかし、努力する人にとっては、人生を大きく成長させてくれる場所です。

果実工房はそんな会社であり続けたいと思っています。



会社を経営していると、「人が育つ瞬間」に立ち会えることほど嬉しいことはありません。最近、私の中でその喜びを強く感じる場面が増えてきました。



これまで私は、社員に仕事の考え方や進め方を伝えてきました。最初の頃は、教えたことをそのまま実行する社員がほとんどでした。それも大切なことですが、最近は少し変化が見えてきました。


私が伝えた内容を、自分なりに解釈し、アレンジし、さらに良い形にして仕事に活かしてくれる社員が増えてきたのです。教えた内容をそのまま使うのではなく、自分の工夫や視点を加えて成果を出してくれる。その姿を見ると、社員の成長を実感します。


もちろん、最初から全員がうまくできるわけではありません。中には、教えたことの半分も覚えられない社員もいました。それでも、繰り返し伝え、経験を重ねる中で少しずつ理解が深まり、できることが増えていきます。


最近では、私が何かを伝えるたびに「この人はどんな答えを出してくれるだろう」と考えることが、毎日の楽しみになっています。


社員が成長することで、会社の力は確実に強くなります。そして何より、人が育っていく姿を見ることは、経営者としての大きな喜びだと感じています。


最近、AIという言葉を耳にしない日はないほど、私たちの仕事の環境は大きく変わり始めています。


食品メーカーである果実工房でも、AIの活用はこれからの成長にとって欠かせないテーマだと感じています。

先日、入社した社員にも「とにかく、業務に取り掛かる前にAIでできる事は無いのか?」と必ず考えてから取り掛かるよう指示しました。


AIを上手く活用すれば、人手不足の時代でも会社の成長スピードを1.5倍にすることは決して難しくありません。

まず一つ目は「時間を生み出すAI活用」です。

文章作成、資料作成、デザイン案、商品説明、求人原稿など、これまで時間をかけていた作業の多くはAIで効率化できます。例えばホームページの文章、SNS投稿、POPのキャッチコピーなどはAIと一緒に作ることで作業時間を大幅に短縮できます。これにより社員はより重要な仕事、例えば商品開発やお客様との関係づくりに時間を使えるようになります。


二つ目は「アイデア創出のAI活用」です。

AIは優秀なブレインストーミングの相手になります。新商品のコンセプト、パッケージの方向性、販売戦略など、短時間で多くの案を出すことができます。果実工房でも新しい美容ゼリーや新ブランドを考える際、AIを活用することで今までよりも多くのアイデアを短時間で生み出すことができるようになりました。


三つ目は「社員の能力を底上げするAI活用」です。

AIは社員一人ひとりの“第二の頭脳”になります。新人でもAIを使えば、文章作成、マーケティングの考え方、資料作りなどを学びながら仕事を進めることができます。つまり、会社全体の知的生産性が一気に高まります。これは小さな会社にとって非常に大きな武器になります。


AIを導入すると、仕事が減るのではないかと不安に思う人もいるかもしれません。しかし実際はその逆で、AIは人の可能性を広げるツールです。人が考える時間、人が挑戦する時間を増やしてくれます。


人口が減り、人材確保が難しい時代。

だからこそ、AIを味方につける企業が成長していくと私は思います。


果実工房でもAIを積極的に活用しながら、商品開発、マーケティング、採用、経営のすべてを進化させていきたいと考えています。


AIは特別な人だけのものではありません。

「まず使ってみる」ことが、未来を変える第一歩です。


これからもAIと共に、新しい価値を生み出していきたいと思います。


毎月2回、木曜日の朝6時から、かつてサンマルクホールディングスを創業された片山直之さんが遺された経営原則を学ぶ時間があります。


まだ静まり返っている時間に、経営について本気で向き合う。この時間が、私はとても好きです。


今日のメンバーの意見の中で、こんな言葉がありました。

「勉強しない経営者はダメだ。」


私も、まったく同感です。


経営者は、立場が上になるほど

叱られなくなり、注意されなくなり、

気づけば“自分が正しい”と思い込みやすくなる。


だからこそ、学び続けなければいけない。


会社を守るために。

社員の未来を守るために。

そして、自分の慢心を防ぐために。


環境や市場は常に変わります。

原材料価格も、人材環境も、時代の価値観も変わる。

変わらないのは「学び続ける姿勢」だけなのかもしれません。


経営は、才能よりも「姿勢」だと思います。

いつまでも勉強する経営者であり続けたい。

今日も一日、挑戦します。