さて、八百屋事業を始めるにあたり諸々の契約を行った。

売り場賃料は売上の歩合で契約した。

12%と言われたが、そこは10%まで値引きしてもらった。

続いて、共営費という名目で電気代、水道代、ガス使用料などの6%を支払う契約となった。

 

なんだか色々と費用がかさむ。

仮に自信でお店を借りて運営する場合のケースで運営コストを計算してみた。

 

賃料:30万円(23区の主要駅徒歩5分圏内)

設備費:売り場冷蔵ケース 130万
     

   ストック用冷蔵庫(2坪サイズ) 250万←冷かしで見積もりをとった額

 

備品費:POPスタンド 8000円✖︎4≒3万

    雑品(ポスカ、POPクリップ、陳列什器)約10万

 

合計=設備費(130万+250万)+備品(3万+10万)=393万

 

約400万円を売り上げの歩合で借りたことになる。
ここに賃料30万と光熱費が毎月かかるのだから大変だ。
計算してみるとかなりリスクを軽減してもらえたことになるのだから感謝でしかない。
しかし、平均粗利率30%の業界で約400万円を償却するのだから厳しい業界だ。
仮に営業利益率を10%と考えても4000万円。実際にはもう少し低いのだろう。

1年間は初期投資額のためだけに営業をしないといけなくなっていたはずだ。

 

これ以上、こそこそ計算するのはやめるとして、

ズブの素人にこのフィールドを貸してくれたのだから期待に応えたい。

 

僕は次に何を準備すべきか考えた。

八百屋といえばPOPだ。

 

商品を陳列し、おすすめ商品には手書きでPOPを書いているから試しに書いてみた。

ポスカってこんなに使いずらいの???
小さくマジックで書いてみるものの中々太くて見やすい文字が書けない。

この時のPOPはこんな感じ。

 

そう。僕の字は汚い。

うまく書けないので、データを作り印刷で対抗することにした。

 

 

これであれば、価格の部分だけ手書きをすれば良いのでOK!!

数十品ある商品に都度データを作り短い周期で商品が入れ替わる青果業界で

いちいち作り変えるのは相当な手間がかかる。

早めに手書きでPOPをかけるようにしないと作業が終わらないので、

しばらくPOP書きの練習をはじめることになった。いつか上達過程もお見せしたい。

 

さて、契約も済み、いよいよ営業が開始する。

僕のチームは青果市場を使わず(正式には使い方がわからないので使えない)産直で商品を仕入れている。

そのため、商品構成が通常のスーパーマーケットより劣る。

その代わり、栽培方法はもちろん、生産者さんの人柄、商品の品質までこだわることができ、

産直だからできる鮮度は良さも十分自信を持てる商品を用意した。

 

いよいよ実際の販売を通した奮闘記録本編に移りたいと思う。

 

 

ではでは!!