今度はバス内てんかん発作 吹田の病院ERからの入院 | 性腺外胚細胞腫瘍 後腹膜原発 絨毛癌 旅好き 間質性腎炎 てんかん 透析

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●2015年2月 28歳発病 現在30歳 性腺外胚細胞腫瘍
後腹膜原発 多発性肺転移 脳転移
●ケモBEP4とTIP2とTIN2とIrN2&脳放射線24Gy定照射
●ケモ入院10ヶ月と後腹膜リンパ節廓清手術
●2017年2月 覚醒下開頭腫瘍摘出術
●2018年2月 薬剤性間質性腎炎と診断

綴る





昨夜帰り道、
電車を降り、バスに乗車し発車を待っていると、
てんかん発作が起きた。
12/5に起きてまだ6日しか経ってない。



いつも覚醒時は5分程度の発作なのだが、
今回は安静時ベッド上でなる激しいものだった。




バス内にいた向かいのおじいさんおばあさんの乗客に咄嗟に「てんかんが起きたから救急車を呼んで下さい」と息を荒くして何回も頼んだがこちらを見るだけで応答がない。
これが現実だろうかと焦る。。



まぢか。。激烈に左腕が動き「救急車」と叫んでいるのにこちらを見るだけで動かない!何故だ。。




しかしやっとあたふたしながらもどっちかが運転手に言ってくれ、御守りとして持っていたイーケプラを取り出してくれ服用。自分では飲めず飲ませてくれた。




てんかん発作があまりに激しく段々と意識が遠のいて行くのが分かった。首は右に反り返り、左目の瞼もパチパチと痙攣状態。まぢで異常事態。
しかし諦めまいと「まぢでヤバイから救急車呼んでくれ!!!」「意識が飛びそう!」を泣きそうになりながら連呼。10分後救急車と警察が到着した頃、少しだけてんかん発作が落ち着き始めた。
だが首は反り返ったままで、まだビクビクと痙攣している。
相変わらず左腕は感覚がなく
どこに左腕があるかも分からない。





そこから知識不足の救急隊員の怒涛の質問責が始まる。今思い出しただけでもホンマにだるい。





てんかん発作時にまだ興奮状態でしんどいのに同じ質問何回するんやと思った。
今思えば意識失ったフリした方が楽やったかもしれないが、それはどうなんやろうか。




そして親に連絡しようとなり、
「じゃあ誰か携帯で今から言う電話番号に連絡して下さい」
と言うと何と救急隊員と警察、、無反応。。
これが現実だろうか。。職業的にプライベート携帯は使えないのか?!





そして見守ってくれていた若いサラリーマンの方が直ぐに自らの携帯で電話してくれた。優しい頼りになる。



雨の中、救急車へ運ばれ阪大へまず連絡。
阪大はこの時間帯誰もDrが手空いてないという事だったので、吹田徳州会病院へ連絡。
受け入れOKで直ぐに出発となった。




病院道中も同じ質問をされる。。。
これはマニュアルなのだろうか。
イライラを通り越して呆れてくる。

初めて体験する過呼吸状態で全身の力が抜けていき、とてもしんどく、
質問に答えるのが難しくなってきた。
「はい」と力なく答える。
顔面の口付近が麻痺してきて、一時的に呂律が回らなくなってきた。
脳浮腫が手の運動野から顔面の下部まで来ているのだろう。
「ああ俺死ぬのか」




心臓の鼓動が激しいのが分かる。
冷や汗をかき、悪寒がする。
またてんかんが起きそうな感じがしたので、
夕食後分のアレビアチンを服用した。
鞄に入れてて良かった。。



本当に次てんかん起きたら死ぬんちゃうんかとさえ思ったこの状況。
酸素飽和度100で過呼吸状態なので吐く呼吸を長くし呼吸を整える。


絶対に死にたくない。
「救急のDrにフェニトインかジアゼパム静注をお願いします!」と救急隊員へ訴え、救急にいるDrに伝えて貰った。
この時「フェニトインって何?」という救急隊員の質問は無視だ。勉強してくれ。




意識が朦朧とし口数が減りぐったりしてもう動きたくない、何もしたくない状態になった。
ただ呼吸に集中し、生きたい、という事に集中した。




しばらくして病院へ着き救急へ運ばれ、
直ぐにルート確保、セルシン(ジアゼパム)静注された。その後は生食。



「受け入れてくれてありがとう」とこの時、
か細い声で連呼していた。セルシンが効いてきたのか意識がまた朦朧とし始め、こんな状態でお腹が空いてきた。生食入れてるが、経口摂取で何か飲みたいのでNsに頼んでスポーツドリンクを買ってきてもらい飲ませてもらったが、何故か凄まじく美味しかった。


その後、採血データを持ったDrが来て、
腎機能以外は問題なかった。
少し落ち着いた所で、
❶救急の部屋で数時間休憩して帰宅
❷入院で病棟に上がって1泊する


の2択だった。
てんかんの恐怖があるので出来れば入院したい。今日一杯は入院したいと伝えると、次てんかん起きても応急処置のセルシン静注しか出来ない、と言われる。
しょうがない、かかりつけ病院ではないので対応のしようがない。


でもありがたい、部屋が空いていて1泊入院決定だ。
このまま家に帰っててんかん起きてまたあんな酷い目に合うのは御免なので病院で一夜過ごす事に決定。個室しか空いておらず、しかもシャワートイレ付きの個室。VIP感が凄い。あとこの病院凄い綺麗。






今は退院し家で安静。
明日朝一で阪大脳外受診。
薬剤量の変更だと思う。