タオ島に滞在中、友人宅に失礼ながらお邪魔している。
水道、電気、wifi、原付があり何不自由ない暮らしだ。
エアコン、冷蔵庫、ぬるめのシャワー、水洗トイレ、ベッドもあり
快適そのものだ。
「ギャーー!!ちょと来てぇぇー!!」
「え?!何?」
「また出た!!これ見て!!!」
そこには日本ではこのサイズはいないだろうと思われる、イモリ。
小さいイモリなら可愛いもんだが、このサイズが家にいると、
結構落ち着かない。
この友人宅、隙間だらけでかつては色んなモノが入ってきたらしい。
今では穴を塞ぐとともに防虫用の何かを撒いたり、置いたりして落ち着いているが、
巨大イモリは突破してくるという。
「どうしよう、もうこいつ絶対前もみた奴や。。」
「そうなん??」
「そんな気がする。ちょっとやっつけて!」
「ええ~ちょ写真……何か棒ないかな?」
トイレ比較
大きさ伝わるかな
私はほうきを手に取り、面積の大きい掃く部分とは逆の所を
ハンマーグリップで握りしめ、
標的に狙いを定め、
「シャアァァァァーーーー!!」
セルビアの怪人ジョコビッチばりに
サービスノータッチエースを決める…
そうノータッチ。
イモリは慌てて狭い隙間へ『ガサガサ』と周辺に身体をぶつけながら
急いで逃げて行った。
判明した隙間に布を詰め込みルートを潰す!
「ニャーーーー!!!」
「え?!ええええぇぇぇぇ!!!」
次は黒い野良猫が玄関から入ってきた。
私は恥ずかしながら驚き、慄き、固まり、何も出来ずただただ、
友人が冷静にほうきで追い払うのを傍観していた。
「この子はたまに迷子になって入ってくるんよ~」
「むちゃくちゃやん!!玄関から野良猫てヤバイって!まぢでびっくりした!」
「そうやろ~これがタオやで~」
「はよ鍵閉めよ。」
ダイビングショップから