術後71日目、退院61日目【Mar'08回想編『初1人旅:タイ・カンボジア』2】 | 性腺外胚細胞腫瘍 後腹膜原発 絨毛癌 旅好き 間質性腎炎 てんかん 透析

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●2015年2月 28歳発病 現在30歳 性腺外胚細胞腫瘍
後腹膜原発 多発性肺転移 脳転移
●ケモBEP4とTIP2とTIN2とIrN2&脳放射線24Gy定照射
●ケモ入院10ヶ月と後腹膜リンパ節廓清手術
●2017年2月 覚醒下開頭腫瘍摘出術
●2018年2月 薬剤性間質性腎炎と診断

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サクラゲストハウスで熱帯夜を過ごした私は、

朝一でカオサンのD&Dの裏にある日本人御用達の旅行会社へ向かった。




スタッフは日本人で私は早速、カンボジアのアンコールツアーを申し込む。

バンコクから陸路でバスに乗ってカンボジアへ入国し、

アンコールワットやアンコールトム、そしてベンメリアを観光するツアーだ。

定石とも言える定番中の定番観光スポット。

こんな型にハメた現地ツアーが当時の私には十分な興奮を呼んでいた。



今じゃ勝手に国境近くまでバスで行ってビザを取得し、カンボジアへ入国し、

誰の力も借りずに自由に旅するだろう。

懐かしいなぁ。






出発は今からではなく明朝7:00出発となった。

なので今日はバンコク市街を観光しようと考えた。





サイアムスクエア、MBK、死体博物館、チャオプラヤ川オンボロ船クルーズ








バイクタクシーと市バスを駆使して、

一通り市街観光を終わらせた私はサクラへ戻る。



ロビーに着くと新たな日本人が数名来ていた。

どうやって仲良くなったかは覚えていないが、

自然とその旅行者もカンボジアへ一緒に行く事になった。

彼らは大学の卒業旅行中、2人旅で面白い先輩たちだった!!

あと何人かカンボジアに誘って明日一緒に行く事になった。

女の子も何人かいて盛り上がった。

サクラに行けばどうにでも成ると感じた。

今ではもうないが。。






そして夜も日本人ダラケで過ごし楽しいひと時を過ごした。

見知らぬ土地で知らない仲間に出会い、

酒を酌み交わし、明日はカンボジアを目指す一同。

今思うと、良い思い出だ。

青春に近い。めちゃ楽しい。

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そして酔いつぶれて就寝。

この日を境に毎日酒飲んでた気がするな。






翌朝ギリッギリで荷物を纏めてチェックアウト。

だが朝7:00に着いてもまだバスは来ていない。

早朝のカオサンは閑散としていて、店もまだやっていない。

嵐が過ぎ去った後の様にゴミが散乱し、路肩で酔い潰れた人が数人寝ている。





結局バスが来たのは7:45だった。。

これがタイなのだな、と解釈。

というかバスではなくキャラバンだった。

その間セブンがバンコクには蔓延っているので朝食を買い、

ツアー仲間と路肩に並んで飯を食らう。







バンに乗り込みぎゅうぎゅうに日本人が詰め込まれる。

そしてタイとカンボジアの国境付近を目指す。




途中ランチ休憩やトイレ休憩が何回かあった。

バンではもう爆睡だ。。

深夜便を運行して欲しいなと感じた。






そうこうしていると国境に着き、

係員がパスポートを回収しビザを一括して貰ってきてくれた。

手早いシステムだ。





すぐに国境を越え、今度はアンコール遺跡のあるシェムリアップを目指す。

バンからオンボロタクシーに乗り換え、

コンクリート道路は舗装されていないボッコボコ道路を砂埃を巻き上げて進む。



あのバンコクのビル群はどこへ行ったのか。

目前は見渡す限りの草原で地平線が見える。





そんな景色にもすぐ飽き、ボコボコ道路をかっ飛ばし、

揺れる中、爆睡だ。









爆睡し終えるとシェムリアップに着いていた。

シェムリアップはアンコール遺跡のおかげで程よ~く栄えていた。





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どこだか覚えていないが
カンボジアのイミグレ付近