食品添加物とは

 最近、スーパーやコンビニなどで「合成添加物を一切使っておりません」などと宣伝文句にしている商品があります。”テンカブツ”とよくいわれる割には、その実態をあまり知らないものです。


 食品添加物とは「食品の味」「色」「保存性」「食感」「香り」を高めたり、食品を作りやすくするために、製造や加工の途中で使われる「食品以外の物質」のこと。石油製品などを原料に化学的に合成したものを『合成添加物』、天然の原料から特定の成分を抽出したものを『天然添加物』といい、1999年8月現在、厚生省から使用許可されている合成添加物は352品目、天然添加物は489品目(ただし、天然香料は規制外)あります。


 食品添加物が多用されるようになったのは1960年以降。高度成長期とともに、食生活に効率や手軽さが重視されるようになったため、「作ってその日に食べるもの」から大量生産して広域に販売するために、保存性や均質性が食品を作るうえで、大事なこととされるようになりました。ここに、手間や時間をなるべく省いて低コストで作りたいという企業の思惑が加わり、急速に食品添加物の普及が始まりました。


 さらに、手軽にどこでも買える買いやすさや、同じものなら少しでも安いほどいい、といった消費者のニーズが加わり、大量生産・大量販売で利益を追求するメーカーの姿勢とあわせて、食品添加物の研究・開発が進みました。