頭痛にはさまざまな種類はありますが、脳が原因で起こる頭痛はひじょうに危険です。
■ 危険な頭痛の見分け方
脳の重大な病気のために頭痛が起こっているのなら、早急に発見し治療しなければなりません。そのためには、危険な頭痛の特徴を知っておきましょう。
| 原因 | 脳の動脈にできたこぶ(動脈りゅう)が突然破裂し、脳を覆うくも膜の下に血がたまる。 |
|---|---|
| 症状 | 突然頭が割れるような激痛が、頭全体、とくに後頭部に起こる。続いて、吐き気、嘔吐、意識障害が起こる。40代以降に多い。発作の数日から数週間前に、頭痛が起こる場合もある。 |
| 対応 | すぐに救急車を呼ぶ。 |
| 原因 | 高血圧がもとになり脳の血管が破れ、出血する。 |
| 症状 | 急に頭痛が起こり、短時間で痛みがひどくなる。また、頭痛は軽くても、手足がマヒしたり、言語障害、吐き気、めまいなどを伴う。 |
| 対応 | 急いで、脳神経外科または神経内科へ。症状が激しい場合は救急車を。 |
| 原因 | 髄膜やくも膜がウイルスや細菌の感染。 |
| 症状 | 高熱とともにズキンズキンと痛む。首の後ろが硬くなるのが特徴。炎症が脳に及ぶと、脳炎になり、マヒや意識障害が起きる。 |
| 対応 | すぐに内科か神経内科へ。 |
| 原因 | 脳にできた腫瘍がどんどん大きくなり、脳が圧迫されて起こる。 |
| 症状 | 腫瘍が大きくなるほど、痛みが大きい。腫瘍のできた場所によっては、徐々にマヒや意識障害も起こる。 |
| 対応 | 早めに脳神経外科か神経内科でCTスキャンなどの検査を。 |
| 原因 | 頭をぶつけるなどが原因で、硬膜とくも膜の間に出血し、1~2ヶ月後に血腫が脳を圧迫して痛みが起こる。 |
| 症状 | お年寄りに多い。ぼんやりしたり、物忘れ、尿失禁などの症状が出るため、痴ほうと間違われる事も多い。 |
| 対応 | 早めに脳神経外科へ。 |
■ 危険な頭痛のチェックポイント
- 過去に経験のないタイプの痛み。
- 急に起こり、短時間で激しさがピークに達する。
- しびれやマヒ、言葉のもつれがある。
- 頭痛とともに発熱がある。
- 日に日に痛みが激しくなる。
1つでも当てはまる場合は、危険な病気の可能性がありますので、診察を受けたほうがいいでしょう。