川畑秀雄物語5 | 今日のお勧め応援企業

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失意の私を支えた娘の言葉

しかし、この時に自分を救ってくれたのは、仲良くしていた経営者の人たちです。
「おまえならもう一度成功するよ。頑張りな」と励ましたくれたこと。
本当に嬉しかったです。

そして、もう一つは娘の言葉です。
娘には、幼少のころから仙台でフィギュアスケートを習わせていました。同じスクールには、金メダリストのS・Aちゃんもいて仲良しだったし、M・Aちゃんが出場した小学校の大会で、娘が優勝しました。

 でも、フィギュアスケートはお金がかかるスポーツ。優勝した大会もなけなしのお金で参加したんです。だからお金がないことを理由に、フィギュアスケートを止めさせてしまいました。親として、子どもに迷惑をかけるのは情けなかった。だから子どもに謝りました。
 娘はこう言ってくれました。

「パパなら、またいつでもお金持ちになれるでしょう。生きてるんだもの。」
「パパならもう一回社長になれるでしょう。」って、娘が信頼してくれたおかげで救われました。


 それでも、二ヵ月間はまったく仕事をしませんでした。仙台に移り住んでから六年間、一日も仕事を休んだことがなかった私は、まるで燃え尽きてしまったかのように空白の時間を過ごしていました。

 そろそろ働こうと考えた矢先に、突然妻から離婚を切り出されてました。
 今までずっと家にいなかったダンナが、急に毎日家にいて何もしない。お金もない。私が働かなくてはいけない。
 そう考えて働きだした妻が心変わりしてしまうのも無理はありません。

 結局、三人の娘は私が引き取りました。
「パパなら、またいつでもお金持ちになれるでしょう」と娘に言われた言葉を支えに、横浜に戻って仕事を探し始めました。

心の豊かさを取り戻すために
横浜に来て、深夜に冷凍食品の倉庫の仕事を始めました。以前は二〇〇人ほどの社員やアルバイトを使っていたのに、今は二十歳ぐらいのお兄さんから「何やってるんだ、オヤジ。運べよ!」と言われる始末。でも「子どものためだ」と我慢していました。

一度、四十度近い熱が出て三日間仕事を休んだことがありました。
娘が「パパ死なないで、パパ死なないで」と泣いていたことを覚えています。
 娘は、私の手をギュッと握ったまま、寝ないで看病してくれました。あの時の小さな手の温もりは、今もこの手に残っています。

 そんなこともあって、「母親がいないと子どもたちに迷惑をかけてしまう」と思いました。それで、上の娘が小学校六年生、真ん中が小学校一年生になった時、別れた妻に子どもを預かってもらうことにしたんです。

 娘を預けた私は、昼間の仕事に就こうと求人情報誌を見て次々に履歴書を送りました。
 ところが全部不採用。
 履歴書に「希望年収八○○万」「社長経験あり」「一〇〇億円の会社の社長をやっていました」なんて書いてあれば、雇ってくれる訳がありません。
 
 ようやく一社、中華料理の出前をやっている店が採用してくれました。
 ところが入社してすぐに、自分が配属になった店の店長と、お客様に対する思いの違いから、喧嘩になりました。それで「もっとお客様を大切にしなければダメだ」と言ったら、殴り合いになってしまいました。
 当然本部に呼ばれて、殴った理由を聞かれました。

「お客様を大事にしないからです。大事にしたら売上も上がります。」

「そんなこと言うなら、おまえが店長をやれ。」
 こうして、入社一週間で店長になっちゃったんです。

 今までいい加減に働いていたアルバイトには、規律とルールを作り、みんなで力を合わせていく土台も作りました。
 絶対に「お客」とは呼ばせない、「お客様」と呼ぶということも徹底させました。

「お客様」を大事にするには、まず心構えが大事だからです。

ここでも、いろいろなキャンペーンをやりました。
杏仁豆腐とチラシを持って企業を回り、「杏仁豆腐を試食してください」と言って配り、法人客の件数を増やすなど、店長自ら精力的に回りました。
 そういう背中を見せると皆が付いてくる。
 それが今までの経験で分かっていたからこそ、頑張れたんです。

 あるキャンペーンの最終日、一日で三八万円売り上げないと目標達成しないという状況に追い込まれたことがありました。

「もう無理だな」と皆あきらめ顔でしたが、私はあきらめなかった。

 早朝から夜まで、足が棒になるまでポスティング。

飛び込みで注文取りに500件近くの会社に入り土下座し涙し声を出して注文をいただきました。

それを見た他のアルバイトも協力してチラシをまいてくれました。

 そして、閉店間際ギリギリで、その日の売り上げが三八万円を超えた!見事に目標をクリア!そのとたん、そこにいたアルバイト全員が、一時間ぐらい泣いていました。

 ありがとう、って握手したり、抱き合ったり。

 目標を達成することがどれだけ素晴らしいことなのか、皆感じてくれたんだと思います。
 ところが次の日、「スーパーバイザーになれ」という辞令が出た。
「スーパーバイザーになっちゃったよ。おまえらのおかげだな。」と言って店を後にしたんです。

 自分がスーパーバイザーとして見たエリアは、二、三ヶ月で売り上げが一三〇パーセントアップしました。その後すぐ本部長に昇進。

 本部長になってからは、フランチャイズを開拓する仕事をしました。
 ところが、あるオーナーに、逆に「私がお金を出すから、あなたが独立しなさい。」とまたもや誘われたんです。

 もともと独立志向の私は、すぐに退職して、中華料理と日本料理の配達の店をやらせてもらいました。でも宅配のエリアとしてはあまり良い場所ではなかったんです。

 結局上手くいかずに借金が二〇〇〇万ぐらい増えてしまいました。

つづく

感謝しています。

お知らせ


★9月28日(水)

18時30分より永田町駅徒歩1分 全国町村会館2階で経営者倶楽部パーティー開催します。

是非経営者の方はご参加ください。

会費10,000円



★10月15日(土)16日(日)

夢専中級開催します。

前回の参加者大学生の動画の感想をどうぞ!!





11月11日(金)川畑秀雄著書の出版記念パーティーを100名限定でやります。

感謝しています。