トビイロウンカの被害でお米が壊滅的(>_<) | 農家のおっちゃんのつぶやき

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デスクワークと違い自然相手は大変だけど、常に生きてるっていう感じを味わうことができるよ!!
これがスローライフってことかな!!

今年は中国方面から偏西風に乗って飛来するトビイロウンカという害虫の大発生で山口県のお米は壊滅的な被害を受けました。

長く農業を続ける親世代も聞いたことが無いような被害で一時はSNSに投稿する元気がないほど心が折れかけていましたが、会員の皆様からの支援や励ましのメールをいただき、随分と心の支えになりました。
ありがとうございます。
何とか金融機関の融資を受けることができて、経営を継続していけそうです。

山口新聞の報道によれば県内のトビイロウンカの飛来量は例年の120倍で被害面積は約2248ヘクタールと過去最悪のペースで推移しているとのことです。
まだ、収穫の終わっていないところも多いので、被害面積はさらに拡大すると思われます。

当農園もコシヒカリとヒノヒカリはほぼ全滅で、他の品種も相当な被害を受け壊滅的でしたが、被害を免れた一部の田んぼでは収穫でき、農協に出荷する分を抑えて昨年の三分の一程度ではありますが、ネットショップで販売するお米も確保できました。

農協の買取価格は昨年と同じで、送料もほとんど変わらなかったので、昨年と同じ価格にしております。
※今年はカタログを作成する余力が無いのでご了承願います。

なお、マンゲツモチは、ウンカの被害を受けて胴割れが発生したため、掲載をやめようかと思いましたが、会員様からのご要望があったため24?玄米については、昨年より値段を下げて掲載しております。
(昨年はコシヒカリと同じく作りにくい品種であるため、他の品種より割高に設定しておりましたが、今年は胴割れが目立つので他の品種と同じ値段にしました。)

最初はウンカ特有のツボ枯れ(丸い円状にポツポツと枯れていく)の状態だったのですが、1日~2日であっという間に全体に広がってしまいました(T_T)





枯れていても稲を刈らないと鋤き込めないので、稲刈りという刈り潰すという感じでした。
丹誠込めた稲を刈り潰すのは辛いですね!