ギタリスト・ベスト10の続きです。
6.Ry Cooder
ようやくここでライ・クーダーの登場です。本当はもっと大好きなギタリストだったのだけれど、下がってしまった。ライブ活動は続けているので、その点ではR.ロバートソンよりましなんだけど、「Jazz」の後ぐらいから、スタジオ録音の作品が少し詰まらなくなって、そして映画音楽が増えてきて、さらに詰まらなくなってきた。そして「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が評判になったのだけれど、映画で見たライが太ってまるでキダタローみたいになっていた。ロンサム・カーボーイのCMの頃とか無茶苦茶かっこよかったのに。音楽も評判になったけれど、かってのライのアプローチとは違ってしまっていた。ライは古今東西の音楽の中からみんなが気付いていないものを捜し出して、それを自分のスライド・ギターと言うスタイルの中へ徹底的に消化して、その音楽への敬意は残しつつライの音楽として昇華させたオリジナルなものとして提示してくるのが魅力だった。でもブエナ・ビスタではそのまま何の工夫もなく共演していた。あの爺さん達が注目を浴びることができたのは良かったけれど、ライの音楽家としての衰えを感じてしまった。
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チキン・スキン・ミュージック<紙ジャケット仕様>/ライ・クーダー

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7.Lowell George
ローエル・ジョージの名前は、はっぴいえんどの3枚目、ロサンジェルス録音の話題で初めて聞いた。凄いギタリスト、凄いバンドだと音楽雑誌の記事に書かれていたけど、名前を聞いたこともないし、レコードも知らなかったんで、ほんまかいなと思っていた。そのうちに「ディキシー・チキン」が輸入盤で出回り出して評判になってきた。思わずかって聞いてびっくりした。今まで聞いたこともないリズムとメロディとギターのサウンドに痺れたのだ。ソングライター、ボーカルとしてもローエルは凄いだけれど、僕の中ではなによりもギタリストだった。
ディキシー・チキン/リトル・フィート

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8.井上憲一
久保田麻琴と夕焼け楽団が大好きだった。レコードも素晴らしかったけれど、結構バーボンハウスとかでライブもやっていて、何回も見に行った。夕焼け楽団は麻琴さんのボーカルと曲も、藤田洋麻のギターも良かったけれど、何よりも井上憲一のギターが一番魅力だった。彼のギターの音を聞くだけでそれだけで良かった。夕焼け楽団がサンセッツになって、だんだんと彼のギターを聞くことも少なくなった。最近ライブハウスで見ることが増えてきたけれど、MCの変なおじさん振りに少し驚かされている。
昭和アーカイブス セカンド・ライン/久保田麻琴と夕焼け楽団

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9.Happy Traum
僕が始めてハッピー・トラウムを聞いたのは、デュランのGreatest Hit 第2集に新録として収められた"I Shall Be released"でのギターとボーカルだった。デュランのこの代表曲がようやく初めて自身のレコードに収められたこの録音はハッピーの印象的なアコギのイントロで始まる。色んな"I Shall Be released"があるが、僕にとってはこのハッピーのイントロがこの曲の刻印になっている。もちろんそれ以外のどのレコードもいいし、先だっての来日も最高だったけれど、でも僕には"I Shall Be released"のハッピーなのである。
Bob Dylan’s Greatest Hits, Vol. 2/Bob Dylan

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10.内田勘太郎
勘太郎のギターも、憂歌団のライブで、そして有勘(有山+勘太郎)のライブで何度も何度も聴いた。とにかくブルースギターのイメージを越えたオリジナルで多彩な表情を見せるギタープレーが大好きだった。憂歌団を止めてからの勘太郎の音楽は面白くなくて不思議なくらいだった。先日久々に有山とやり、そして木村のボーカルとも絡むと突然ギターがまるで沼から出てきた龍のようにうねり出した。昔の勘太郎がいた。昔の彼らに戻ってほしいと思った。
昔々、憂歌団のライブを神戸のチキンジョージで見た時、マネージャーの玉井さんが一緒に大阪へ帰ろうと言われて、勘太郎さんと3人で天王寺まで帰った。その少し前に Sister Rosetta Tharpeのギターを聞いて、勘太郎さんのギターに似ていると思ったので、影響みたいなことを勘太郎さんに聞いて見たけれど、特に強い影響みたいなことは言われなかったように思う。
憂歌団ベスト~トリオ・イヤーズ・グレーテスト・ヒッツ/憂歌団

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The Gospel of Blues/Sister Rosetta Tharpe

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11.エディ藩
カップスのことはちゃんと分かっていなかった。ある日NHKの音楽番組で清志郎とカップスが共演しているのを見て、びっくりした。そして映画ワンモアタイムを見て、再結成ライブの凄さも当然だけれど、昔の映像の中のエディ藩のギターを見て、嘘だろうと思った。60年代半ばであんなカッコいいギターを弾いてるなんて、世界中で一番かっこ良いギターだったんじゃないかと思う。それほど今聞いても新しくてかっこいいギターだ。こんな凄いギターを弾くかわりに普段は中華料理の経営をしているなんて・・・。
ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム パーフェクト・エディション

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12.山口富士夫
昔聞いたエレックのライブ・レコードは何だか音がよく聞こえなかってそんなに良いとは思っていなかったけれど、ティアドロップスやソロの山口富士夫のギター聞いて好きだった。最近リマスタリング版のCDをiPodに入れて聞いて見ると西部講堂のライブが実は良くて、「水たまり」のギターなんて本当にカッコいいなと思っている。
ライブ+1/村八分

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ひまつぶし/山口冨士夫

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