「御父様」が「亨進様」を裏切ったと思われる瞬間があったと思われます。

私は、「瞬間」ではないと思いますが、そのことは、「亨進様」が御存じであると思います。

6月に「究極の愛の減少感」という投稿をしました。

衝撃な内容でしたが、

「亨進様」が、「御父様」に裏切られたと思われたのではないかと推測できる「瞬間」があります。

「原理講論」の堕落論に、

「神は天使世界を創造されてから(創一・26)、ルーシェル(明けの明星という意、イザヤ一四・12)に天使長の位を与えられた。それゆえに、あたかもアブラハムがイスラエルの祝福の基となったように(創一二・2)、ルーシェルは天使世界の愛の基となり、神の愛を独占するかのような位置にいたのであった。しかし、神がその子女として人間を創造されたのちは、僕として創造されたルーシェルよりも、彼らをより一層愛されたのである。事実上、ルーシェルは、人間が創造される以前においても、以後においても、少しも変わりのない愛を神から受けていたのであるが、神が自分よりもアダムとエバをより一層愛されるのを見たとき、愛に対する一種の減少感を感ずるようになったのである。これは、ちょうど、朝から働いた労働者が、自分が働いただけに相当する労賃を全部受けとったにもかかわらず、遅く来て少し働いた労働者も自分と同じ労賃を受けとるのを見て、自分が受けた労賃に対する減少感を感じたという聖書の例話(マタイ二〇・1~15)と同じ立場であったということができる。このような立場で愛の減少感を感ずるようになったルーシェルは、自分が天使世界において占めていた愛の位置と同一の位置を、人間世界に対してもそのまま保ちたいというところから、エバを誘惑するようになったのである。これがすなわち、霊的堕落の動機であった。」

と書かれています。


「亨進様」が世界会長になられた以降、「亨進様」は御父様に、本当に「愛された」と思われます。

御父様は、「亨進様」を本当に愛されたと思います。

「ブログ「三代王権と一緒にお父様に帰ろう!三代王権・こころのサンクチュアリ教会」より

第2章 お父様のお側で過ごした2年間

パンザー会長:
韓国協会では色々お忙しかったと思いますが、お父様はそのすべてを横に置いてお側(そば)で生活するようにおっしゃいました。その期間について、どのようなものであり、学んだことについてお話しいただけますか。

素晴らしい期間でした。おそらく私の人生で最高の恵みの時であったと思います。

当時、世界中の全教会、世界宣教本部、UPF(天宙平和連合)、世界青年連合、世界CARPなどのすべてを私に任せて下さっていました。大変に大きな責任です。

忙しさにかまけて神様との関係をないがしろにしがちです。おまけにソウルの天福宮の責任者でした。目まぐるしいほどの忙しさでした。それに加えて毎日のトレーニング、2時半に起きて霊的訓練など、毎日休む暇がありませんでした。

このように多忙な時期を過ごしましたが、そこには自分は大変な仕事をこなしている、それだけ神様に尽くしていると錯覚する誘惑もあります。そのような時にお父様がお側で生活するように呼ばれました。大きな転換ですね。一切のスケジュールがなくなりました。スケジュールを組めないのです。外部からVIPが私に会おうとしても会えないのです。週末には家庭連合の家庭を訪問していましたがそれもできなくなりました。そのほかあらゆる行事への参加もストップしました。

お父様についていくのが最優先で、お父様も常に動いておられました。アメリカに行かれたり、また韓国に戻って、突然、世界巡回されたり。そのすべてに同伴しました。釣りにも欠かさず行きました。今日ラスベガスのミード湖で釣りをしたと思ったら、翌日は太平洋で釣りをするという具合です。まったく環境が変わったのです。私は才能ある漁師ではなかったのでよく船で瞑想をしていました。スケジュールのないスケジュールに慣れようとしました。どこであれ、お父様が行くという所に従って行きました。最初のうちは精神的にも困難なことでした。次に何が起こるのか予測がつきません。

しかしある時点でそのストレスから解放されました。お父様に乗っかって、お父様の動きに身を任せることにしました。自分の仕事に思い煩うことなく、お父様と一緒に過ごすことを最優先したのです。そう決めてから、本当にお父様との時間を楽しみました。

私も素をさらけ出して、一緒に総合格闘技を観戦しました。私が実際にやって見せたこともあります。警護員を絞め技でギブアップさせたり(笑)。本当にお父様とはそういう親密な時間を過ごしました。

お父様が格闘技を愛されたことは驚きでした。わたしは格闘技をしている事実を公から隠してきました。ところがお父様は全面的に受け入れて下さったのです。お父様もとても好まれたのです。

ある台風の朝、韓国南部のある小さな島にいたのですが、(韓国)政府はすべての船に出港禁止命令を出しました。台風が通り過ぎるまで出港できません。その日は部屋にこもって総合格闘技をお父様と見たのです。ポイント、ポイントで私は解説しながら一緒に見たのですが、深い親子の絆を感じました。

船でお父様が居眠りをされたとき、船室にお連れして二人きりで寝転びました。そのときの写真もあります。

お父様とのそのような密な時間を過ごすことは、私に重要な悟りを与えてくれました。宗教や宗教的純粋性、条件や修行が大切なのではない。それらは世間に自分が善人であることをアピールするための手段に過ぎない。真に大切なのは神様との関係だということです。

それをお父様は教えて下さいました。宗教家、宗教指導者としてのお父様を超えたところでの本当に親しい関係、触れるほどの現実味のある喜び、愛情、抱擁を感じたのです。

総合格闘技は本当に血なまぐさいのです。私の中で、一日に何時間も瞑想する宗教家の姿と格闘技とは一つになることはありませんでした。それが解放されたということです。お父様が完全に受け入れて下さることで、私も格闘技を受け入れることができました。本当に素晴らしい日々でした。

それらの日々があるからこそ、お父様との関係性によって、聖和後に生じたとんでもない出来事の数々や困難の時を超えることができました。すべてを失いお母様さえも私たちに背を向けるという絶望と孤独の時にも力を与え続けてくれたのです。

ですからこの2年間はお父様が与えて下さった貴重な時でした。これを理解していなければ後継者、相続者として「関係性」や「関わり」ではなく「宗教」を教え続けていたことでしょう。計り知れないほどの転換でした。それがなければ、共に生きる人間としての神の人、キリストではなくレバレント・ムーンの神学を講義していたでしょう。大きなお父様の贈り物であり、恩寵でした。」


ルーシェルは天使世界の愛の基となり、神の愛を独占するかのような位置にいたのであった。

そのルーシェルに、「同一の位置を、人間世界に対してもそのまま保ちたいという」状況が生まれてしまいました。

同じような御心情の世界を「亨進様」は通過されたのではないでしょうか。

そして、御父様の「亨進様」に対する「裏切り」は、「御父様」を「御聖和」の道を送り出す、「引き金 」となった、つまり、「動機」となったのではないでしょうか。

御父様は、8月3日に、聖母病院に「検査入院」され、8月12日に退院されています。

「亨進様」が、御父様の息子である証明、「御父様の命を守る」という世界会長の最大優先使命を果たすことができるかどうか、

御父様の御言葉は、「亨進様」にとって「御父様に裏切られた」と思わざるを得ない心情の十字架を与えました。

「私では、だめですか?」

と心の中でつぶやきながら、御父様の検査入院の退院の日を迎えます。


御父様は、御父様の相続者・代身者として、3度の冠を被せました。

祝福の主礼も2度させました。

「統一教会の中で、その信仰 の基準においても他の点においても亨進を超えるものはいない。」
と言われました。


誰もが、御父様の御心は、「亨進様」にあると思われていたと思いますが、

8月3日の朝の訓読会において、

「顕進なくして基元節はあり得ない。」

と語られました。


「天使長ルーシェル」と同じ立場に「亨進様」は、立たされました。

御父様の検査入院の退院に日まで、9日間。

それまでに、幾度となく、御父様から、「顕進様」が戻らなければ、「基元節はあり得ない。」

と聞かれていた「亨進様」であったと思いますが、

おおやけで、語られた御父様のその御言葉は、最後通告として「亨進様」に投げかけられたものではなかったのではないでしょうか。

9日間で、「亨進様」は、ご自分より、「顕進様」が御父様に愛されていると日に日に、その「裏切られた気持ち、思い」が強くなります。

そして、8月12日、御父様によって心情の十字架にかけられていた「亨進様」は、肉体的命の十字架に掛けられている御父様に対し、

『御父様の息子である証明、「御父様の命を守る」という世界会長の最大優先使命を果たすこと』

を拒絶された。

「裏切ったのはあなたのほうです。」


亨進様のお父様の病状報告(8月19日)




をご覧ください。

投稿「御父様の御聖和と亨進様の霊的曇り」をお読みください。

続く。


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