「真の御父母様」と「天の父母様」の関係を見ていきたいと思います。

6月に投稿した『「真の父母」不要論』にも書きましたが、

まず、「天の父母様」という存在がどのような存在であるかと言うことについてみていきたいと
思います。

その前に、『「真の父母」不要論』の冒頭にに書きました、

『「地上において「真の父母」が、地上天国を実現する上において、各世代において必要であるという私の主張に対して、

「文鮮明・韓鶴子、真の御父母様」以外には、「真の父母」は必要ないという意見の方が大半であると思われますが、そのことについて考察していきたいと思います。』

について、お父様の御言葉がどこかで読んで、保存していたものがありましたので、
ご紹介します。

「この世界は、だれの世界ですか。真の父母の世界です。皆さん祝福家庭が、真の父母にならなければならないのです。メシヤという言葉は、真の父母のことをいうのです。《「ファミリー 1996年11月号」P6 天国創建の公式 1994年5月2日》

「救援摂理史の原理観」
http://furuta65.fc2web.com/001/syuku_&_risoutengoku/001.html#003

皆様が真なる父母になり、真なる師になり、真なる主人にならなければならないとするならば、そのような世界最高の基準と、そのすべてのモデルの中心はだれなのでしょうか?

 それが正に神様なのです。

 神様は、父母の中の真の父母であり、師の中の真の師であり、王の中の真の王であられます。神様は永遠の真の父母であり、永遠の真の師であり、永遠の真の主人であられます。

 私たちが神様の子女になるとするならば、まず神様のような真の父母にならなければなりません。神様のような真の師の道を行かなければならないのです。そして、神様のような真の主人になる道を行かなければなりません。これが三大主体思想です。その究極的なモデルは、神様なのです。

真の愛を中心とした真の家庭と真の宇宙
一九九七年八月十日 韓国ソウル 新羅ホテル


「顕進様ご夫妻」が新たな「真なる父母」になるという私の主張は、全く問題のない主張であると思います。


それでは、「天の父母様」という存在は、どのような存在であるか、見ていきたいと思います。

「…アダム・エバが天上天国に上がっていけば、彼らが神様の位置に立つのです。そうして神様が、実体を着たアダム・エバの体として変化した、霊的な主体的主人公として現れるようになるのです。」

という御父様の御言葉があります。

原理講論の第一章 創造原理、第六節 人間を中心とする無形実体世界と有形実体世界、(三) 肉身と霊人体との相対的関係、(2) 霊人体の構成とその機能 に、

「神を中心として、霊人体と肉身が完全な授受作用をして合性一体化することにより、四位基台を完成すれば、その霊人体は生霊体になる」

「生霊体を完成した人間が地上天国を実現して生活したのち、肉身を脱いで霊人として行って生活する所が、すなわち天上天国である。」

と書かれていますので、

「生霊体を完成したアダムとエバが、「真の父母」として、地上天国を実現して生活したのち、肉身を脱いで霊人として行って、神様の位置に立つ「天の父母」として生活する所が、すなわち天上天国である。」

ということができると思います。

地上において「アダムとエバ」が「真の父母」になり、霊界に行かれたとき、神様が、「真の父母」である、「アダムとエバ」を通して顕現される存在が「天の父母」であると言うことになります。

「真の御父母様」の場合は、どうでしょうか。

1.御父様とお母様は、生霊体を完成したアダムとエバであるのか。

2.地上天国を実現して生活されているのか。

「それゆえに、地上天国が先に実現したのち、初めて天上天国も実現できるのである。」

と原理講論に書かれていますが、

「地上天国」が実現されない限りにおいては、「天上天国」は実現されないことになります。


(1.)の御父様とお母様が、生霊体を完成したアダムとエバであるならば、ご夫婦に「サタンの進入」は起こりえないことになりますが、

現実は、どうでしょうか。

「真の御父母様」のご夫婦関係の破綻が起きていることが現実であるならば、

「真の御父母様」は、「天の父母」になることができないと思われます。

お母様が呼ばれている「天の父母様」は、霊界に行かれた「真の御父様」とご自分から離れてしまった「聖霊」を指して、呼ばれていると言うことができます。

それは、「イエス様と聖霊」を「霊的真の父母」と呼ぶのと同じようなものです。

霊界に行かれた「真の御父様」とご自分から離れてしまった「聖霊」を指して、「天の父母」と呼ばれていることに神様はどのように感じるでしょうか。、

神様にとっては、お母様、および、シックの者たちが、神様を「天の父母様」と呼ばれるとき、

神様の心に、刃を刺していることと同じ痛みを感じていることを知らなければならないと思います。

神様の心は、血だらけです。



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