マタイによる福音書
イエス、三度死と復活を予告する
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イエスはエルサレムへ上って行く途中、
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参考
エリファス・レヴィ
高等魔術の教理と祭儀
教理編
人文書院
生田耕作 訳
より
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この「吊し人」はしたがって
その約束によって拘束され、
精神化した、
すなわち両足を天に向けた達人である。
これはまた
その栄えある盗みの罰を
不滅の責苦の中で耐え忍ぶ
いにしえのプロメテウスである。
通俗的には裏切り者ユダ
であって、
その責苦は「大秘奥」を洩らすものを脅かしている。
最後に、
ユダヤのカバリストにとっては、
この「吊るし人」は、
彼らの第十二番目の教義、
拘束された「救世主(メシヤ)」のそれに対応し、
キリスト教徒によって認知された
「救世主」に対する抗議であり、
彼にむかってこう言っているようにも思えるのである、
自分さえ救えなかった汝、
汝はいかにして他人を救いうるのか。
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マタイによる福音書
主の晩餐
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一同が食事をしているとき、
イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、
それを裂き、
弟子たちに与えながら言われた。
「取って食べなさい。
これはわたしの体である。」
また、杯を取り、感謝の祈りを唱え、
彼らに渡して言われた。
「皆、この杯から飲みなさい。
これは罪がゆるされるように、
多くの人のために流されるわたしの血、
契約の血である。
言っておくが、
わたしの父の国であなたがたと共に
新たに飲むその日まで、
今後ぶどうの実から作ったものを飲むことは
決してあるまい。」
一同は賛美の歌をうたってから、
オリーブ山へ出かけた。
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『魔女』(上)
ミシュレ 著
篠田浩一郎 訳
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「ほら、ここがおまえの王国だ。」
と内部の声がいった。
「きょうは乞食女だが、
あすおまえは、
この国一帯に君臨することになるのだ。」
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はじめこの女は、
こうした約束の言葉に心を動かされなかった。
神のない、
荒涼とした隠遁者の庵、
それにフランス西部のあの単調な吹きすさぶ風、
はかり知れない孤独のなかでの
さまざまの情け容赦のない思い出、
数限りない喪失、
数限りない屈辱、
このあまりに早くやってきた、
辛いことこの上ない後家ぐらし、
恥辱のなかに自分をうち棄てた夫、
そうしたすべてが女の心をかきむしっていた。
運命の翻弄するままになって、
女がおのれを返り見ると、
自分はまるで荒野の哀れな植物のように、
根もなく、
北風によってひっぱり回され、
また連れ戻され、
懲罰を加えられ、
むごたらしく打たれているのだった。
まるで、
灰色っぽい、
角のある珊瑚といった風情、
大地にしがみついているのも、
ただ、さらにまた打ち砕かれるためでしかなかった。
子供はそれを足げにする。
民衆は冷笑を浮かべて言う、
「あれは風の婚約者(フィアンセ)だ、」
と。
女は、
この植物にわれとわが身をなぞらえ、
われとわが身を侮蔑しながら笑う。
しかし薄暗い穴の奥底から、
こう言う声が聞こえるのだ。
「なんという無知、
なんというたわけ者だ、
おまえは
自分が何を言っているのか知らずにいる・・・・・
こうして風にあおられてうねっているこの植物は、
そのかわり、
ほかのあんなに多くの、
肥え太った、
卑俗な草を軽蔑できる権利を持っているのだ。
この植物はうねっている、
しかしそのあいだに一人前に生長し、
花や種子や、
すべてを身につけようとしている。
この植物に似るがいい。
おまえ自身の根となれ、
そして、
この渦巻のなかを回っているうちに、
おまえはまた花を、
われわれだけの花々を咲かせることになるのだ、
ちょうど墓の塵くずや
火山の
灰から花が咲くようにな。
サタンの最初の花、
わたしはそれをおまえにきょう授けるが、
それは、
おまえに
わたしの最初の名を、
わたしの昔の権力を知らせるためだ。
わたしは、
死者たちの王
だったし、
いまでもそうなのだ・・・・・・・
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