新学期 | 君に話したいことがあるんだ

君に話したいことがあるんだ

2016年6月12日に亡くなった妻へのメッセージです

またまた間が空いちゃった。

前に更新した時は冬だったけど、季節はもう春だよ。

長男は今日、次男は明日から学校だよ。

長男は今日から高校二年生。次男は明日から小学四年生。大きくなったでしょ。

長男は相変わらず、ちょいちょい彼女を家に連れてくるんだよね。部屋にこもって、何してるんだか(笑)。

前までは彼女の顔すら見なくて。家に来る時は長男が一緒で、玄関入ったらすぐ長男の部屋に入っちゃうし、帰る時も部屋から出てすぐ玄関から出て行っちゃうし。

でも最近は帰る時に「お邪魔しました」って声をかけてくるようになって。今までは照れ臭くてできなかったらしいよ。

昨日も帰る時に声をかけてきたので、ぼくは台所の横のドアを開けて顔を出したんだ。

で、初めて彼女の顔をちゃんと見て「また来てねー」と声をかけて。

彼女がさあ、可愛いんだよね。よく長男にあんな可愛い彼女ができるよなあと思って。

君にも見せたかったな。君、よく言ってたもんね。長男の彼女とか嫁を見たいって。

次男は相変わらずドッジボール・サークルをがんばってるよ。この間の、学年最後の大会では優勝したんだよ。すごくない?

放課後キッズクラブに行く日もどんどん減っていて、最近は週に二回しか行ってないんだよ。

残りの日は一人で家にいて、ゲームやったりテレビ見たりして過ごしてる。

あの次男が一人で留守番とか。ね。

学年最後の成績は、二人とも良かったんだ。ぼくの子供とは思えないほど。君に似たのかな?

君が亡くなる年の春は、長男が中二になって、次男が小学校に入学したんだったね。

桜の下、大きなランドセルを背負った次男と、痩せてたけど元気だった君がいたんだよね。懐かしいな。