次男の誕生日 | 君に話したいことがあるんだ

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2016年6月12日に亡くなった妻へのメッセージです

今日は次男の誕生日。8歳になったよ。

君は去年、次男の誕生日の前日に亡くなったから、6歳の次男しか知らないんだもんね。

次男は本当に成長したよ。

朝は自分で着替えを出して、毎日元気に学校に向かってる。

プリントの宿題はキッズクラブで終わらせてくるし、帰宅したら翌日の準備を全部自分で済ませて。

最近はぼくが次の日の料理をするからと、一人で風呂に入ることも多いんだ。

実はこれには裏話があって。

じつは最近Nintendo Switchっていうゲーム機と「ゼルダの伝説」というゲームソフトを買ったんだ。

「ゼルダの伝説」はアクションゲームだから、次男はあんまり自分ではできなくて、それで毎晩ぼくにゲームをやらせて、それを隣で見てるわけ。

ぼくが次男と一緒に風呂に入ると、そのあと食事を作ることになってゲームをする時間がなくなるから、それで自分だけ風呂に入ることにしてるわけ。

でも次男はすごいんだ。

ゲームにはパズル的な謎解きがいくつもあるんだけど、ぼくや長男よりも次男の方が先に正解に辿り着いたりする。ぼくなんか何度、次男に助けられたことか。

頭が柔らかいのと、理解力も高いのかも。あ、これはただの親バカか。

今は相変わらずキッズクラブのドッチボールクラブを一生懸命やってるよ。月曜と金曜が練習日で、筋トレとか上級生とのキャッチボールとか結構大変みたいだけど、泣き言も言わずにがんばってる。

誕生日プレゼントに何が欲しいか聞いてるんだけど、なかなか決められないみたい。というか、今はあんまり欲しいものがないのかも。

そして今日はもうひとつ。日曜から修学旅行に行っていた長男が帰ってくるんだ。

ぼくと長男はケーキでも食べるかな。

主役の次男はチョコもケーキも食べないから、高級アイスでも買っていくか。