疼痛コントロール | 君に話したいことがあるんだ

君に話したいことがあるんだ

2016年6月12日に亡くなった妻へのメッセージです

2年前の今ごろ、君は癌の摘出手術に向けて、毎日のように病院で検査をしていたよね。血液検査、内科検診、超音波、内視鏡。

次男が君のことを心配して「ママ死んじゃうの?」と言っていたのも2年前の今日。

そして去年の今ごろは、体に広がる痛みに悩まされていたね。

痛み止めの薬を処方してもらったけど、効き目が弱かったり、効くまでに時間がかかったり、1〜2時間しか効かなかったり。

次に処方してもらった薬は副作用がきつくて、食欲がなくなり、吐き気がして、猛烈な眠気に襲われて動けなくなって。あまりにも強いので、君は2日目でやめちゃったんだったね。

去年のゴールデンウィーク、君は次男を連れて実家に帰るつもりだったけど、体調と薬のバランスに悩まされて「本当に行けるかなあ」って不安になって、泣いていたね。

リビングかベッドで横になってることが増えて。

もうちょっと早く緩和ケアのお世話になっておけば良かったかな、なんて、後から思うことはあるけどね。

ここ2年くらい、ゴールデンウィークには良い思い出がないな(^_^;)

今年は三人で君の実家へ遊びに行くよ。親戚にも連絡しておいたから、またみんなに会えるかな。