さすらいのランニングカメラマン

さすらいのランニングカメラマン

東京は多摩湖のほとりを愛犬モモと走る、プロカメラマン。ときには街へ、山へと走る、その道程を綴ります。

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こんにちは、ランニングカメラマンたっちです。

 

やっとこ重い腰を上げて、SNS連携の投稿以外に「きちんと」書いてみたいと思います。

 

手始めに、僕がやっている「ランニングカメラマン」とは?という話から。

 

都内の映像撮影技術会社で長年働いた僕は、2018年10月に会社を辞めて、フリーランスのカメラマンになりました。

会社でカメラマンとして5年くらいのキャリアは積めたし、ここで今会社を出ておかないと将来本当に自分のやりたい仕事などできない、と思い一念発起したのでした。とりあえずは前の会社でやっていたテレビの情報番組の撮影など、カメラ一台で撮影していくものならどんなジャンルでも撮る自信はあったので、そういう仕事もやりつつ模索する日々が始まりました。

 

正直言って会社員時代に、走りながらカメラを回す、なんて仕事はほぼありませんでした。「ほぼ」というのは1回だけあったということで、なんとその仕事は会社を辞める最後の日に偶然にもやってきたのでした。

 

どういう仕事かというと、あるテレビ番組の企画で、フルマラソン42kmを初めて走る若手俳優さんを最初から最後までノンストップで並走しながら撮影するという何とも信じられない仕事でした。

 

そしてとても条件の悪かったのは、携わる番組スタッフに一人としてまともにランニングの知識がなかったことでした。何というか、バラエティのノリなのです。とにかく走れば何とかなるんじゃね、走りながらずっと回していれば良い画が撮れるんじゃね、という感じ。僕以外はスタッフ全員顔なじみで、馴れ合いの感じでいつもやっているようでした。これは演者さんが可哀想でした。

 

スタッフが何も分からない、ディレクターすら一緒に走ってくれない、ということは、僕はただ本人の横で並走しながら撮影すれば良いだけで、自由に何でもやっていいということで、正直気楽ではありました。

そう、カメラをどう選ぶのかも僕の自由!

カメラはGo proにジンバルつけたものだけで、かなりの軽装備でした。だって、フルマラソンですもの、軽ければ軽いほど良いのです。

 

で、たっちさん、フルマラソンの経験は?、と思う方もおられるかと。

 

あります。

2018年3月の初フルマラソンで3:33!!!

 

速え!と思う方もおられるかと思いますが、これはカメラを持ってない時のタイムなので参考になりません。カメラなしだとキロ5分ちょうどかそれより少し速いくらいのペースですが、カメラありの場合どうなるか?

腕振りに制限がかかるので、カメラ持ちながらだと、平均ペースはキロ5:40〜6:00くらいになってしまうのでしょうか。

ただし、その時の被写体は31歳の若手男性俳優。ランニング経験なしでしたが、サッカーをやっていたので充分速いだろうと思われます。

 

序盤どこまでついていけるか?そこが心配でした。

 

結果から言って、20キロくらいで本人のペースが落ちたので、こちらとしては正直余裕でした。

というか、気がつけば走って撮影する以上のことをやっていました。

ディレクターがいないので僕がスタートからゴールまでの必要な全てのインタビューをする、エイドなどの位置をメモっておいて必要な時に教えてあげる、励ます、など。

 

本人は30キロくらいが限界のようでしたが、ろくに練習もできてない中、良く頑張りました。若いというのは、やはり素晴らしい。

 

こうして最後まで脚も持ち、撮影も順調、問題なくランニングカメラマンとしての初仕事を果たせたのでした。

 

しかしこの仕事、やってみたら面白い!

過酷そうに見えますが、マラソンを走る人をずっと走りながら撮ることは、とてもドラマチックなことなのです。

1万人のランナーがいるとすると、1万通りの走りが、ドラマがそこにあるのです。

 

ランニングカメラマンとは、走って撮れるというだけでは普通で、走る人にどうドラマを感じて撮影していけるのか、ということを誰かから教わるわけでもなく、そのとき感じたのでした。

 

僕のランニングカメラマンとしての第一歩は、

地方発の番組の、深夜の小さい枠でありましたが、

そして奇しくも会社員最後の日にはなりましたが、そこから始まったのでした。

 

ランニングカメラマンの話しはまだ始まったばかり。

また書きますので、よろしくお願いいたします。

 

お読み頂き、ありがとうございました。