ファービーのエンタメ記〜未知への道

ファービーのエンタメ記〜未知への道

エンタメ好きのファービーがお金と時間が許す限り鑑賞した舞台やコンサート、展覧会の軌跡を公開♪

※あくまで主観が入りますので、ご了承下さい!

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長い旅路へと向かうための

10周年を迎えた

“今”のSuperflyを見た。

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20082月の発売からもうすぐ10年を迎えるSuperflyの代名詞、「愛を込めて花束を」。そのジャケットでは、緑を中心にした花のオブジェを纏っていた。

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今回のLiveは、そんな当時から10年を経てその花が咲き開く(= Bloom)というコンセプトが込められている。

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そして、プロデューサーである蔦谷好位置さんが全編をオーケストラアレンジに編曲し、クラシックホールでオーケストラを従えた編成で行われた今回のLive

そのコンセプト曲である「愛を込めて花束を」から始まり、2011年のMind Travelerツアーの仙台と盛岡でのみ披露していた「You & Me」、2012-13Live Forceツアー以来となる「あぁ」、Superfly初となるメドレーなど、Superflyを代表する曲の数々、そして活動休止中に育まれたLiveのタイトルでもある新曲「 Bloom」など、曲数は少ないながらも10周年を祝うに相応しい18曲(メドレー含む)で彩られた。


20074月のデビューから10年。20163月から喉の不調による活動休止から18ヶ月。そして2017年の今年、Superflyはデビュー10周年を迎えた。

昨年の7月に夏フェス出演をキャンセルし、治療に入ることが発表され、今年1月にはファンクラブが一部運営休止となった。

活動再開には時間が掛かるのでは、もしかしたらこのまま帰って来ないのではないかという思いも頭を過っていた。

今年の7月に今回の10周年記念Liveのニュースが流れた時は、生きる希望を取り戻した時のように嬉しかった。

FC枠で奇跡的にチケットが取れ、迎えた1115日。10年前に初めてテレビから流れる唄声に衝撃を受けた日のこと、そして1stアルバム「Superfly」のリリース記念Free  Liveで圧倒的な歌唱力とサウンドに魅了された日のことを思い出していた。

特に20085月に代々木公園で行われたFree  Liveでは、彼女の歌唱力にいち早く魅了された7,000人もの観客に対して歌われた「愛を込めて花束を」で感極まり涙を流していた姿が今でも印象に残っている。

その後のツアーやワンマンLiveは全て観てきた。

彼女と歩んで来られた10年を振り返り、10年目の節目であり活動再開の節目でもあるこの日を共に、同じ時間を共有出来る事に思いを馳せ、始まる前から込み上げる想いが幾重にも重なっていた。

それと同時に、喉の調子は万全なのかと心配や不安も感じていた。


色んな想いを整理できぬまま、志帆さんの新しい髪型に心底驚きながら迎えたSuperflyの第一声。

楽曲を象徴するピアノソロが鳴り出した。

まさか1曲目に「愛を込めて花束を」を持ってくるとは驚いた。

正直なところ、音響の悪さなのか、志帆さんが緊張していたからなのか、以前よりも声の圧力が弱い様に感じた。


しかし、すぐにその不安は払拭された。

18ヶ月振りのLiveとは思えないほど落ち着いていて、自然体で、堂々たるパフォーマンスで唄っているのだ。

9年前は緊張と嬉しさで感極まって涙と共に披露された「愛を込めて花束を」は、1年8ヶ月という休養の時間の長さを感じさせない、自然体でリラックスしたテンションのまま、終始笑顔で歌い上げられていた。

スカパーのTBSチャンネルで放送された生中継を見返すと分かるのだが、最初から笑顔を見せ、一語一語丁寧に発音して唄っているのがよく分かる。

活動休止のブランクからは、自信の涙ではなく笑顔で帰って来た。

自身の代表曲を最初に唄う事に、しがらみやプレッシャーは全く無いように見えた。求められる理想像というハードルから解放され、軽く超えた状態で昇華された状態で奏でられていたのだ。

その姿からは、ステージに戻って来れたこと、またこうして唄を歌えること、ファンと再び会えたこと、元気な姿を見せられること、、志帆さんの笑顔からは、そのいくつもが重なった喜びを感じることができた。


パンフレットのインタビューでも言及されてるが、幕間に映し出されるインタビューやレコーディング・リハーサル風景からは、「Superflyに求められる理想像」から解放され、喉の休養を経てより逞しく伸びやかになった唄声にスケールアップした彼女の“今”の姿への過程が映し出される。


これからは音楽に感謝し、唄えることの喜びを大切にしようというSuperflyの想いや解放感を、そのまろやかで上品な唄声と、終始リラックスした等身大の笑顔から感じ取ることができた。


Superflyの走り続けて成熟し、10年で色鮮やかに咲いた姿を見た。

それだけではない。18ヶ月という休養を経て、深くしなやかな根を張り更に逞しくなり、Superflyという理想像から解放されて自由になり、自然体で未来を見据える一回りもふた回りも大きな“今”のSuperflyの姿だった。

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Superfly 10th Anniversary Premium LIVE

"Bloom"

【セットリスト】

第一幕“LOVE

01.愛を込めて花束を

02.やさしい気持ちで

03.春のまぼろし

04.愛に抱かれて

05.輝く月のように


第二幕“PEACE

06.You & Me

07.あぁ

08.Wildflower

09.Good

10.Beautiful


第三幕“FIRE

11.Force

12.Alright !!

Superflyメドレー(13-16

    13.タマシイレボリューション

    14.恋する瞳は美しい

    15,Bi-Li-Li Emotion

    16.Free Planet

17.愛をからだに吹き込んで


アンコール

18. Bloom(新曲)

19.愛を込めて花束を(合唱)