先日のバカげた株価の大暴落を眺めていて、当分の間は気絶投資法に入ろうと決めたんだけど、空いた脳ミソや心のキャパを何に振り向けようか考えた結果、まずは漢字の復習をしようと思いついた。なんだか漢字が書けなくなってきたなぁと思って久しいのよね。これはパソコンやスマホの使用頻度に反比例して、手で何かを書くといった機会が激減したので、当然といえば当然の現象だ。下手をすれば小学生レベルの漢字すら怪しい。いい機会なので、ここいらで漢字の復習をしてみよう。

というわけで、漢字のドリルを購入した。ドリルですよ、ドリル。こういう暗記物は手を使わないと身に付かんからね。ざっと見たところ、ここに出てくる漢字さえしっかりと出来ていれば、生活で困ったり恥をかくことはなさそうだ。とりあえず勢いでウオーっと最後までやって、毎日復習する予定。何十回、何百回と復習して血肉とする。

と、そんな感じで10日くらい経ったんだけど、やっと半分くらいまで来た。書き取り、読み取りの問題形式に関係なく、この本に載っている漢字は全て書き取れるようになろうと、書いて書いて書きまくりながら進み、時折り復習もしているので結構な時間がかかる。あと、例えば「偶」と「遇」の違いとか、「召」と「招」の違いとか、その文字自体が持つ意味が曖昧で、知っておかなければ応用が効かなそうな漢字に出くわす度にネットで調べたりしているのも、なかなか前に進めない理由。そもそも漢字は表意文字だから、全ての文字に対して意味を知っていなきゃならないんだろうけど、それをやっていたらキリがないので簡易な漢字辞典みたいな本も１冊持っておこうかな。思っていたよりエネルギーを使うわ。

ただ、漢字の学習なんて無味乾燥な作業になるのかと思いきや、結構楽しい。何かを能動的に自分の中に取り込むってのは気持ちがいいというか、ああ、この感覚は久しぶりだなぁと感じながらやっている。ゲームとかYouTubeで楽しむのもいいけど、やはり情報や刺激は受動的にではなく能動的に取り入れていった方が脳が喜ぶね。何時間もやっていると、脳がホワホワして疲れるけど、心地よい疲労感だ。

漢字の勉強