皆さん、こんにちは!!Sammyです。

 

お腹も十分に満たされたので、午後のバンダルスリブガワン市内観光へ再出発です。午後一番に訪れたのは、ブルネイ国王の富の象徴を集めて展示する博物館から。

 

ロイヤル・レガリア博物館

この博物館は、現国王のハサナル・ボルキア国王の即位25周年記念の年である1992年にオープンしました。

その前の逸話がちょっと変わっており、そもそもは1971年にチャーチル・メモリアル・ビルディングとしてオープンしました。これは、前国王のオマール・アリ・サイフッディン氏が熱狂的なチャーチル支持者だったことから建てられたもので、その当時はウィンストン・チャーチルを記念して建てられた世界で唯一の博物館でした。とはいえ、オマール・アリ・サイフッディン氏はチャーチルには一度しか会ったことがなく、また、チャーチル自身は一度もブルネイを訪れたことはなかったと言います。

 

館内にはVサインをするチャーチルの銅像があったと言いますが、1992年にロイヤル・レガリア・ビルディングとして現在の形の博物館に改修されると倉庫にしまわれてしまったそうです。

現国王の即位50周年記念の2017年には名称が現在のロイヤル・レガリア博物館と改められました。

 

 

 

館内の展示は、現国王ハサナル・ボルキア国王が1968年に29代スルタンとして戴冠するまでの歴史や王室ゆかりの宝物の数々、世界各国からブルネイ王室に送られた贈答品、さらには国王即位25周年記念の際のパレードで国王を乗せて運んだ豪華絢爛な山車が当時の衣装を纏ったマネキンと共に展示されています。驚くことに、一切の動力は使用しておらず、すべて人力で運ばれていたのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、博物館の入口には国王戴冠の際のパレードで国王が乗った山車も展示されています。25周年記念の時にものより少し小ぶりですね。

 

 

 

世界各国から要人を招いての即位25周年記念の式典会場の様子が忠実に広間に再現されていました…

と言いたいところですが、実はこれ精巧にできたミニチュアなんです。うまく写真をとると、本物のように見えますね。

 

 

ちょうど私たちが見学をしている最中にスコールが降ったようでした。東南アジアの雨は、ザーッと降って、パッと止んでしまうスコールがほとんど。幸いにも雨に濡れることもなく、雨のおかげで外に出ると少し涼しく感じられるようになっていました。

 

なお、ロイヤル・ガレリア博物館は、荷物を入口のロッカーに預けてからの見学となります。また、館内は写真撮影OKの場所とNGの場所がありますので、ガイドや表示の指示に従いましょう。

 

世界最大の国王の居所 イスタナ・ヌルル・イマン(王宮)

バンダルスリブガワン市内観光最後の訪問箇所は、国王が住むイスタナ・ヌルル・イマン(王宮)です。

ハサナル・ボルキア国王はブルネイの国王であると同時に、首相・国防相・蔵相・外相も兼務していることから、ここは王宮としての機能だけでなく、ブルネイ政府の所在地としての機能も有しています。

また、世界最大の王が住む宮殿として、ギネスブックにより認定されています。

 

一般人は通常は内部へ入ることはできませんので、門の外からの見学です。門の外に守衛さんのような係が1名、そして、門の中には衛兵が3名、身動き一つせずに王宮を守っていました。

 

 

 

 

王宮前で写真を撮ったりしていると、王宮内部から何やらサイレンの音が。そして、門がゆっくりと開きました。サイレンの音は白バイのサイレンの音。白バイの先導で出てくる訳ですから、要人であることに間違えありません。とっさに携帯のビデオを回しました。

 

 

ガイドのジェームズ氏曰く、皇太子が乗った車だったんだとか。守衛さんにも確認していましたので、間違えなさそうです。

偶然とは言え、またとない機会に遭遇できました。

王宮の前には信号があるのですが、このような要人の出入りの時には自由に信号の操作ができるようになっているのだそうです。

 

さて、これでバンダルスリブガワンの市内観光はおしまいです。

これからホテルへ戻り、夕食の時間までしばし休憩の時間です。時間は15時。3時間は時間が取れます。ホテルのプールで泳ぐのもよし、少し昼寝をするのもよし、こんなゆったりとした時間の使い方は、南国旅行の理想ですね。

 

東南アジア風鍋スチームボートのディナーへ

ホテルで寛いだ後は、夕食へと出かけます。

今夜の食事は、東南アジア風の鍋、スチームボートです。レストランは、ブルネイでの人気店Ice Bar & cafeです。

 

 

店内は地元のお客様で大賑わい。

テーブルが空くとすぐに次のお客様が入って来る感じで、人気店であることがここからも伺えます。

 

 

今晩のメニューは、海鮮と野菜を中心とした鍋のセット。個人用の鍋になっていますので、大勢で同じ鍋をつつくのには抵抗がある方もこれなら安心ですね。自分のペースで好きな具材を煮込んでいきます。スープに味がついていますので、付けダレはつけずにそのままいただきます。

 

 

 

 

 

暑い時には熱いものを、とはよく言ったもので暑いブルネイのエアコンの効いた室内でいただく熱いお鍋は絶品でした!

 

★★★★★

ブルネイ滞在2日目、充実したバンダルスリブガワン市内観光の1日もこれにて終了。なかなか情報のないブルネイの首都の様子がよく分かりました。

明日は、郊外の熱帯雨林、ウル・テンブロン国立公園を訪ねます。

 

※※※つづく※※※

 

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