皆さん、こんにちは!!Sammyです。

無事バンダルスリブガワンの空港に着陸することができました。

これから入国に関する手続きとなりますが、このブルネイの入国関連手続きについては他にもあまり情報がないようですので、今回のブログでは詳しく解説していきたいと思います。

特にお酒リキュールを嗜まれる方は必見ですよおいで

 

まずはじめは入国審査から

最初に申し上げておくと、首都の空港とはいえ、バンダルスリブガワンの空港は小さな空港ですので、どこへ向かったらいいのか分からないまま不安の中ずっと歩いたり、そういったことはありませんから、まずはご安心くださいねニコニコ

 

飛行機から降りると、ボーディングブリッジと機体との隙間から、もわーっっと湿気をたくさん含んだ熱気を感じました。東南アジアに来たんだなぁと実感する瞬間です。飛行機を降りたら、「Arrivals」のサインに従って進みます。

 

 

しばらく行くと、入国係官のいる入国審査のカウンターエリアに到着します。向かって右側がブルネイ人用のカウンター、左側が外国人用のカウンターとなりますので、私たちは左側へ行きましょう。

さらに左側は、「Foreign Passport(外国人)」と「ASEAN Passport(アセアン諸国)」に分かれていますので、日本人は「Foreign Passport」のカウンターへ行ってください。ただし、アセアン諸国用のカウンターが空いている場合には係官が呼んでくれますので、その場合にはアセアン諸国用のカウンターも利用できます(下の写真でも、アセアン諸国用のカウンターで手続きしているのは日本人です)。

 

 

カウンターでは、両手指の指紋と顔写真を撮影され、係官によって滞在目的や滞在日数、ホテル名等が聞かれる場合があります(今回も、係官によってまちまちでした)。ですので、聞かれた場合に焦らないよう、上記のような最低限のことは英語で回答できるようにしておきましょう。

余談ですが、今回のお客様の中に親指にバンドエイドをしていた方がおり、その方はその指の指紋採取は免除されていました。なかなかアバウトです。

 

なお、2023年2月より、ブルネイでは出入国カードが廃止され、事前に専用サイトで出入国に必要なデータを入力するシステムとなりました(E-Arrival Card)。事前に登録が済んでいない場合にはこの入国審査前に同様の手続きをしなくてはなりませんので、必ず事前に登録を済ませておいてください。登録方法の詳細につきましては、後日別記事でご案内したいと思います。

 

入国審査が終わると、次は航空会社に預けたスーツケースの受け取りです。

上の写真奥に見えているのが、ターンテーブルのエリア。小さい空港ですから、ターンテーブルの数も3つしかありません。自分が乗ってきた便の荷物がどのターンテーブルから出てくるのかモニタでチェックし、その番号のターンテーブルの近くで荷物が出てくるのを待ちましょう(と言っても、到着便数から判断するに、他の便と同じような時間帯になることはほぼないと思われます)。

 

このエリアにはトイレもありますから、この後の移動に備えて荷物を待つ間にトイレも済ませましょう。トイレの横には礼拝室も。イスラーム教の国に来たことを改めて実感します。もちろん、空港の礼拝室であっても、男性と女性は別々の部屋となります。

 

 

 

 

ブルネイへの酒類の持込方法

ブルネイ国内ではお酒は販売されていません。また、公共の場での飲酒も禁止されています。では、滞在中はずっと休肝日にしなくてはいけないのか…というと、そういうわけではありません。次の条件を満たす場合、ブルネイへ酒類を持ち込むことができるのです。

  1. 17歳以上の非イスラム教徒であること。
  2. ブルネイへ合法的に入国する者であること。
  3. 前回酒類をブルネイに持ち込んでから48時間以上経過していること。
  4. 個人的な消費に限り、他人に譲渡したり販売したりしないこと。
  5. 持込者の居住地(ホテル含む)内で消費され、保管されること。
  6. 申告書(後述)が税関の適切な係官に提出されること。
  7. リキュール類2本(最大でトータル2ℓまで)、ビール12缶(1本あたり330ml)を越えないこと。
他のサイトやYouTubeを見ていると、「外国人は酒類の持ち込みが可能」としているものを多く見かけますが、これは正しくありません。上述のように、非イスラム教徒であればブルネイ人であっても持ち込みは可能です。
ブルネイはイスラム教国と思われがちですが、実はそうではありません。大多数がイスラム教徒であることは間違えありませんが、信教の自由は保障されており、少数ではありますがキリスト教徒も仏教徒も存在します。ですので、そのようなブルネイ人が海外から帰国する際には、上記の条件の下、酒類を持ち込むことができる、ということなのです。
 
 
 

これが酒類を持ち込む際に記入、提出が必要な申告書です。

上が表面で、左側上部に英語とマレー語で先述した条件が書かれています。

下が裏面で、必要事項を記入する面です。左右まったく同じものですが、両面に記入しなくてはなりません。係官に提出後、半面にスタンプが押されて返却されます赤字の日本語は、Sammyが付したものです。記入の際の参考にしてみてください。

 

 

税関の写真です。

酒類含め申告するものがない方は、右側の緑のレーンをただ通過するだけで終わりです。酒類の申告またはその他申告するものがある方は左側の赤いレーンに進みますが、こちらも赤い四角で囲んだ小さなカウンターが一つあるだけで、とても簡素なものです。

この左側に酒類持込の申告書が置いてある記入台がありますので、こちらで記入の後、カウンター近くにいる係官に申告書を渡してください。申告内容にお酒の種類を記入する項目がありますが、どれに該当するのか判断に困った場合には、記入せずに係員に口頭で申告しましょう。係官が記入してくれます。

 

オープンチェックはありませんでしたので、現物を見せる必要はなさそうです。結構チェックが厳しいのではないかと身構えていたのですが、拍子抜けするほど簡単で無事に酒類を持ち込むことができました。

なお、係官によると、スタンプを押されて返却された申告書の半分ですが、特に出国まで持っていなければならないということはないとのことでした。ただし、特に邪魔になるものでもないので、念のため、出国するまでは捨てずに持っておきましょう。

 

ここを抜ければすべての入国関連手続きは終了です。

ガイドがお迎えに来ている方は、ガイドはこの写真の辺りで皆さんをお待ちしているはずです。

 

 

タバコも簡単に持ち込める?

酒類と同様、ブルネイ国内ではタバコの販売は禁止されています。

では、タバコも酒類と同様の手続きを踏めば一定量免税で持ち込めるのかというと…そういうわけにはいかず、タバコについては1本から関税がかかります。1本につき50ブルネイ・セント(約50円)、1カートン(200本)につき100ブルネイ・ドル(約1万円)の関税を支払う必要があります。

 

とても高額な関税ですので、愛煙家の方にはとても辛いですね。

これを機に禁煙するのも一石二鳥かもしれませんね(って、簡単にタバコを止められるなら苦労しませんが)。

 

なお、ホテルの室内は基本的に禁煙ですし、屋外でもいわゆる「喫煙所」に当たるものはありません。ですので、屋外で人目を気にしながら吸うことになりますが、タバコを吸うのにもちょっと肩身が狭いですね。

 

現地通貨を入手するには?

ブルネイの現地通貨は、ブルネイ・ドル(補助通貨はセント)。現地の人はルピアと呼ぶ人もいます。

1ブルネイ・ドル(BND)=100セント

BND1=約103円  ※2023年6月1日付レート

 

空港を含め、出発前に日本国内でブルネイ・ドルを入手するのはほぼ難しいと思われますが、心配は無用です。バンダルスリブガワンの空港の到着ロビーには1軒両替所があり、ここで日本円からブルネイ・ドルへの両替が可能ですので、日本円をそのまま持って行き、到着後に両替することをお勧めします。

 

 

 

なお、ブルネイ国内ではクレジットカードも広く使用できますが、JCBカードはほぼ使えませんのでご注意ください。

また、物価の感覚はほぼ日本と同じ程度とお考えいただいて良いでしょう。

 

いざ、バンダルスリブガワン市内へ

我々を待っていてくれたのは今回のガイド、ジェームズ氏。

以前静岡の浜松で日本語を勉強していたということで、とても上手で丁寧な日本語を話す、オヤジギャグの得意なガイドさんです。

 

 

 
彼と共に専用車に乗り、ブルネイでの我が家リズクン・インターナショナル・ホテルへと向かいます。空港から約20分で到着です。
 
***つづく***
 
 
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