2026 年の突破と変化、そして新しい国際航路へ | 極東電視台のブログ

2026 年の突破と変化、そして新しい国際航路へ

今年もいよいよ終わりに近づいてきました。
私にとって 2026 年は、単なる新しい一年の始まりではなく、すでに動き出している「変革の年」と感じています。


「極東娛樂製作有限公司」が台湾に設立されて、ちょうど 10 年目。
この十年間を振り返ると、日本番組のコーディネーター業務から始まり、文化も言語も異なる仲間と対話を重ね、少しずつ、丁寧に、日台共同制作という世界を広げてきました。


いまや本格的に国際的な映像市場へ踏み出す段階に入ったことを実感します。


昨年、台湾三立テレビと共同制作した番組『上船了各位!』が金鐘奨にノミネートされ、私たちは共にレッドカーペットを歩き、台湾テレビ史上最大級の祭典に参加しました。



 あの瞬間、心の底から感じたのは、「努力は必ず誰かに届く」ということ、そして「異文化から生まれるクリエイティビティは、舞台に立ち、世界に響く力を持っている」ということでした。
そして今年は、三立テレビ、文化内容策進院(TAICCA)、そして極東電視台と共に、台湾に新しい映像IP会社を立ち上げました。



今後は、国際 IP の開発・運営に注力し、台湾、アジア、そして世界をつなぐ映像作品を創出していきます。
 

その結果、台湾の会社は台日協働だけでなく、
アメリカや韓国、タイなど、さまざまな国の企画段階から関わるようになりました。


文化も制作の進め方も違うチームと、「どう物語をつくっていくか」を一緒に考える時間は、大変ではありますが、何より刺激的で、やりがいを感じます。
これからは単発の協力ではなく、

世界と共にコンテンツを創り上げていく段階へと進みます。


来年は、きっと今以上に忙しくなると思います。
スケジュールもタイトになり、異文化コミュニケーションや、言語・制度の“翻訳力”もますます必要になってきそうです。

 

でも、そういう変化こそが新しいチャンスの入口だとも感じています。
 

日本と台湾、そして世界がつながっていく未来。
 

背景の違う人たちが、同じ物語に心を寄せる瞬間。
 

そんな場をつくる挑戦を、これからも楽しみながら続けていきたいと思います。

 

中華圏担当執行役員
極東娯樂製作 總經理 華晨希