テニス肘(ヒジ)って何だ?
起立!礼!「おはようございます!」着席!
挨拶が済んだところで、久々にブログを書きます
私は、ブログ担当のローテーションに
入っていないので
好きなタイミングで記事を書くことができます
(贔屓されているワケではありません)
さて、何故このタイミングで
記事を書いたかと言うと
皆様に注意喚起するためです
私は数カ月前から、いわゆる
「テニス肘(ヒジ)」という
病気なんです
詳しくは検索してもらえばすぐ分かりますが
ざっくり言うと、重い物を持ったり、
腕を酷使すると
ヒジから前腕にかけて痛みが出る症状です
テニス選手に多いため
通称「テニス肘」と言われていますが
同様な症状は
「野球肘」「ゴルフ肘」とも言われています
腕をひねったり、ドアの開け閉めなど
ヒジに負担がかかる動きをすると
ヒジに痛みが走り
「おうっ!」と声が出てしまう時があります
現在、接骨院に週2で通院して、
低周波電流治療を受けています
我が家では「電気ビリビリ」と呼んでます
(電気GROOVEとは無関係)
先生が仰るには、
半年ぐらいは治らないよ
との事
何故、こんな事になったかと言いますと…
ENGを発注せずに
ディレクターがカメラを回すという
最近の業界の流れが要因です
制作費が少ない番組だと、
出演者部分ロケだけでなく、
同時にインサートロケも
ADさん無しでDが1人で行っています
音声さんも当然いないので、
ロケ隊は
出演者+マネージャー+ディレクターという
最小人数です
ロケの小回りは利きますが
ディレクターの負担がハンパない
当然、1日中カメラを回す事になります
ディレクターの性(さが)から、無理な体勢でも
「良い画」を撮りに行ってしまいます
ENGカメラマンがいる場合は
「こういう画を撮りたい」と言っても
「それは体勢的に無理」
と返され諦めるような画も、
自分でなら腕を伸ばしてとか
限界チャレンジしてしまい、
よりヒジを痛めるハメに…
先日担当した特番で、久々に
ENGカメラを発注できる予算があったので
馴染みのカメラマンと
ヒジを痛めた話をしていたら
こう言われました
『それ、カメラマンになりたての
【あるある】ですわ~
脇しめないとそうなるよ~笑』
つまり、こういう事です

カメラを持っている腕の
脇があいてると
ヒジの負担が大きい

脇を常にしめていないと
すぐにヒジをやられるよと
そんな事は知っているので、
私も意識して脇はしめていましたが
どうしても撮りたい画があると
例えば中途半端に腕を伸ばしたりして

ヒジと上腕部の筋肉が
かなり痛めつけられていたようです

ヒジは伸ばしてはいけません!
そして、左手でカメラ本体を支えましょう
とにかくレンズが重いので
カメラが前倒しになりそうなのを
食い止めなくてはならないのです
カメラ本体で約3kg、ワイコンレンズ0.5kg
バッテリー0.3kg、ガンマイク0.2kg
合計約4kg!!
例えば、お米の3kgの袋を
この体勢で一日持っていると想像しただけで
ヒジが壊れそうです
という事で、今の私は、
重い物を持つとヒジに激痛が走ります
スーパーに買い物に行って
1週間分の品を大量に詰め込んだマイバッグは
決して右手で持ち上げられません
この症状が出るようになって
カメラマンの辛さも理解できるようになりました
1日中、回しっぱなしロケと言いつつ、
合間に休憩を何度も挟まないと
カメラマンのヒジが死にます!
疲労は蓄積します!
私も、ある時から急に痛み出して
湿布しても治らないなぁ~と思っていたら
その内に我慢できなくなり
接骨院通いになるハメに…
ディレクターだけでなく、
ADさんも予備でカメラ回しっぱなしという事が
よくあるので
くれぐれも気を付けてほしい!
そう願う、秋の昼下がりであった
また、明日も
電気ビリビリされに行かねばならない
余計な出費が増えて
家計を圧迫してますよ、、、、、、
名古屋制作部 部長
洲崎 学