帆布バッグを革でリメイク。 | FAR EAST HORIZONの革職人の「何をやっても少数派」

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GWの飯田高原店は5/3(金)~6(月)営業します。福岡店は5/3(金)~7(火)はおやすみします。

 

最近あった革工房らしいこと。

 

こちらの帆布バッグは他社製品です。ハンドルカバーと底カバーだけを作りました(最初の写真を撮り忘れていて、すでにハンドルカバーが付いています)。ホライズンの財布を10年ほど使っていただいているお客さんから「このバッグに革を貼ることはできますか?汚れるのがいやで」とお問い合わせがあったのですが、当方では他社製品への針入れ、穴あけなどは行なっていません。

 

どうにかできんやろかーと皆で頭を突き合わせて考えた結果、底の部分に革をかぶせて、バッグへの穴あけとカシメをご自分でしていただけるなら、という提案をしたところ「自分でやります!」ということになりました。

 

 

まずは2本のハンドルにカバーをかぶせて縫い付けました。これは普通に承れます。

 

 

そして職人がバッグにピッタリ合わせた底カバーを作りご連絡。これははめてるだけです。再度、店に来ていただいてレンタル工房で作業していただきました。

 

ポンチで穴をあけ、カシメを打ち、1時間ほどで終了。絶対失敗しないように慎重に手順を踏み、道具をお貸しし、なんとか完成しました。

 

「理想通りになりました!」と喜んでいただき、胸をなでおろしています。他県から遠い道のりを来ていただいた甲斐があります。当工房には自分の考え方があり、コンビニエンスストアのようになんでも出来るわけではありませんが、ここでしか出来ないこと、自分しかやらないようなことはやっていきたいと思っています。手間暇かけることを面倒臭いと思うことはありませんが、他社製品にもリスペクトがありますので直接リメイクすることはありません。あくまでオーナーの理想への手助けをするだけです。

 

多くの方が物を買うときに「わー可愛い!」だけでなく、どのように使っていくのか、いつまで使おうと思っているのか、修理するつもりがあるのか、少しイメージしていただけるといいなと思います。その時に思い出される工房になりたいと思っています。

 

そして刻印体験ワークショップも

 

 

紙コップマグホルダーや

 

 

カードケース、キーホルダーも

 

当日予約できる枠もまだありますのでお問合せください。