まとめ
2018年 夏 胃ガンと十二指腸ガンが出来る
両方とも転移ではなく、同時期に偶々別々で出来たガン。両方ともステージ1bの初期

2019年 春 胃ガンは切除後問題はなし。十二指腸がんは取りきれなかったのと、新たに乳頭近くで発見。
何やらガンの異形にも種類があるらしく、内膜表面に集まり取りやすいものもあれば、広範囲に渡り見た目ではガンと分かりづらいものがあるそうだ。
ちなみに胃ガンは前者、十二指腸ガンは後者だったとのこと。

家族性大腸ポリポーシスって山ほどポリープが胃にも十二指腸にも大腸にも出来ちゃう。
止める薬もないし、私の場合は胃、十二指腸、大腸に出来た煩悩の数を越えるポリープを約半年に一回の割合で内視鏡手術で切ってきた。

すごく大変だよ。先生が。
鎮静剤打てば内視鏡手術中は寝てるだけなので楽ちんだった。

この後腹を切る痛みを知ることになる😨

↓本編↓

まず手術から退院までの予定日を先生に聴くと1ヶ月ぐらいとのこと。
ただやたらと合併症に関しての説明は細かくされた。
何故こんなに説明するのだろうなんて、考えてたら先生から理由が説明された。

十二指腸とは胃→十二指腸→空腸と消化器が繋がり、更に十二指腸には膵臓、肝臓、胆嚢といった食べ物を消化する液が混ざり合う部分だということ。
そして繋いだ消化器官が縫合不全を起こすと、合併症になり、特に膵液・胆液が漏れると周りの臓器を溶かしたり、細胞を壊死させたりするらしい。

それは怖いな😱
でもそんなことになるのって1%未満とか、そんな確率なんでしょ??


先生曰く
約3人から2人に1人の割合で何らかの合併症が起きます。


ただここの病院では何件も十二指腸の全摘をしてるから、先生同士のカンファレンスを通してその都度良い方向に修正していきますよ。
だから先生も頑張りましょう!とのこと。

合併症のリスクが半端ない確率で恐ろしいんだけど、、、大丈夫なのか
まあ最悪1/3なら自分なら当たらないか。
案外上手くいく方が多いんだろうし、それに先生が言ってるのは、あくまで厳しく見積もってだろうしな。

ただこの合併症のリスクを聴いた時点で手術以外の選択肢はないのか。
それに手術をするにしても十二指腸の全摘以外を選べるのではないか。
まだ迷う必要があるのではないか。

一瞬、少しの間、迷いが降りた。

だけど手術と決めた以上は、逃げないと決めた。
この覚悟が後の鎖になるとは知らず、、

ただその決意を後押しするかのごとく
先生は僕は全摘以外ないと思うし、手術した方がよいと思う。
fapの方は十二指腸も通常の方より、何十倍と癌になりやすい。
更に今の状況も良くない。癌の病巣が取りきれていないし、あなた自身のがんの範囲が明確ではない。
だから手術しかないんじゃないかなと。

だから一瞬訪れた迷いも、すぐに気持ちが手術へと向かう。

迷って嫁さんと子供に迷惑はかけれない。

なんて考えても、この頃には死が近づく気がしてた。
がんの宣告だけの時は、ガーンだけの感じだったんだけどね。
この頃になると少し死ぬかもしれない恐怖が加わった。



次は入院生活へ続く。
意外に文章を纏めてると、長くなるなぁ、、